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美風藍 ‎

愛とは、時に甘く時に切なく… BROTERS CONFLICT オマージュ作品 作:美来藍~みくるあい~ 愛とは、時に甘く時に切なく… 本当にその通りだと思った。 私が始めて皆んなに会ったのは… 去年の春の事だった。 全ての始まりは、お父さんの再婚だった。 新しくお母さんになった人はとても明るくて優しくて、私の事も本当の娘の様に接してくれた。 新しいお母さんの名前は“美和さん” そして、美和さんとお父さんと一緒にお食事に行った時の事だった。 美和「ねぇ、私にはね13人子供が居るの。皆んな男の子でね、本当は女の子が欲しかったんだけど産めなかったから…だから、本当に絵麻ちゃんが私の子になってくれて嬉しいわ♪私の子達とも仲良くしてくれるかしら?」 そう聞かれた時、私は何の迷いもなく 絵麻「はい!」 そう返事をしてた。 お父さん「だって、良かったね。美和さん。」 美和「えぇ、これなら心配なさそうね」 美和さんは本当に心配してたみたい。 (私がしっかりしないと!) それで、その日は終わりにしてお家に帰った。 明日は、新しいお家に行く日。 そして、新しい兄弟達と出会う日。 (早く明日にならないかな…楽しみだな) その日はそれで眠りに落ちた。 いよいよ、その日になった。 お父さんと美和さんは用事が有るらしく私は一人で来ていた。 東京都吉祥寺。 そこに新しい家族が待っている。 そして、新しいお家の名前は、 『サンライズ・レジデンス』 (確か、ここのはずなんだけど…あれ?ここで良いんだよね?) 不安になった私はそっと肩に居るジュリに聞いた。 絵麻「ねぇ、ジュリ。ここであってるよね?」 ジュリ「どうした、ちぃ…ふむ。どうやらこの地図を見た限りでは間違いない様だな。」 絵麻「そっか…楽しみだね。良い人だと良いな。でも、美和さんの子だもんきっと良い人たちだよね」 ジュリ「美和の子だからな。だが、男ばかりなのだろう?そんな野獣の檻みたいなとこにちぃをやるのは少々不安なのだが…」 絵麻「大丈夫だよ!ほら、行こう?」 そう言うと、私はまっすぐに歩み出した。 ー ーーーーーーーーーーーーーーーー 梓「…ま?絵麻?」 絵麻「…‼︎…あっ梓さん?どうしたんですか?」 梓さんに呼ばれるまで気付かなかった。 梓「…何か考え事してたの?」 絵麻「はい…去年の春の事を…私が始めてここに来た時のことを思い出してたんです」 梓「そっか…あれから一年経ったんだね」 絵麻「はい!…そう思うと一年ってはやいですね」 梓「そうだね。…そうだ、向こうで雅臣兄さんと右京兄さんが絵麻のこと待ってるよ、早く行こう?」 絵麻「はい!」 あれから一年経ったんだ。 長い様で、短い。 そんな一年だったな。 絵麻「お待たせしてすみません」 雅臣「んーん大丈夫だよ〜僕たちも今来たところだからね」 絵麻「そうなんですか?えっと…それでお話ってなんですか?」 右京「どうしますか?雅臣兄さんから言いますか?」 雅臣「んー…僕はこういうの苦手だから、右京に任せるね〜」 右京「わかりました。それで、絵麻さんにお話というのは…私達の中から選んで欲しいのです。」 絵麻「え?…」 私は一瞬右京さんの言いたいことがわからなかった。 右京「あぁ、選ぶというのはですね…」 そう言って右京さんが説明してくれたのはこういう事だった。 今度隣にお家を新たに建てるんだけど それは、美和さんの所有物で、でも美和さんが住むんじゃなくて、この家の兄弟の誰かが住むって事になったみたい。 それで、みんなで話し合ったところ私に決まったんだけど、流石に女の子を一人で住ませるのは心配だから、兄弟のうちの誰かを一緒に住ませることってことで、美和さんから許可が下りたから。私は、兄弟から誰かを選ばないといけない…そういうこと見たい。 私は、すごく悩んだ。 そこで、右京さんに気になって居たことを聞いた。 絵麻「あの…それって、何人でも良いんですか?」 右京「えぇ、絵麻さんが過ごすのに安心出来るなら何人でも結構ですよ」 絵麻「ありがとうございます」 それを聞いて、私は答えを決めた。 絵麻「あの…決まりました」 右京「では教えていただけますか?」 絵麻「はい…えっと、雅臣さんと椿さん、梓さん、琉生さん、祈織さん、風斗君、そして、弥ちゃんです」 右京「何故、そうなったんですか?…もしよろしければ、理由を教えていただけますか?」 絵麻「はい…えっと、右京さんはこのお家に居ないといけない存在だから今回は外させていただきました。要さんは…なんだか、身の危険を感じます。昴さんはここに居た方がやりやすいと思いましたから、侑介君はここに居る方が良いのかな?って思います。なので、この方達になりました」 右京「そうだったんですね。…絵麻さんはそれで良いですか?絵麻さんがそれで良いなら、私もとやかく言いません。絵麻さんは本当にそれで良いですか?」 そう右京さんに聞かれた時、私は迷わず答えた。 絵麻「はい!…私はこの人達と一緒が良いです」 そう答えてた。 右京「そうですか。なら、わかりました。何か困ったことがありましたら何時でも頼って下さいね?…それと、雅臣兄さん、絵麻さん達の事を宜しくお願いしますね」 雅臣「うん…絵麻ちゃん、これからも よろしくね」 絵麻「はい!」 こうして、私とみんなとの新たな生活が始まった。 この時の私はまさかこうなるなんて思いもしてなかった。 〜続く〜 恋は遠く甘く私に語りかける。 愛は遠く切なく心に問いかける。 私は皆んなと出逢って… 恋を知って。愛を知った。 そして、私という存在は平和だった 朝日奈家に静かに、でも確かに波紋を広げていった。 みんなが衝突して行く。 私はどうしたら良いんだろう。 本当に好きなのは…誰? 自分の心に問いかけても答えは返ってこない。 私は何がしたいのだろうか。 何ががしたかったのだろうか。 私は、皆んなの中に確かに淡く傷跡を残して行く。 淡く甘く広がる恋の華。 今宵咲き乱れ…止まるのは、何処だろう。 そして…私が止まった先は幸せなのか 皆んなが幸せになる… そんな未来を望んでた。 どうしたら皆んなが幸せになれるの? 私が一人を選べば? でも、そうしたら他の人には何が残るの? 甘い蜜を失った後の蝶は何処に行き着くでもなく、消えてゆく。 そんなのは、望んで無い。 そうならない為には、私は平等に咲いて居ることが大事なのかな。 皆んなを蝶だとすると、私は華。 私は枯れない様に精一杯輝いて、 皆んなはその輝きに負けない位に輝いて。 そうして居たら、皆んなが幸せなの? 私は…どうしたら。 どうしたら、良いのかな…?

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brothers conflict
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  • 美風藍 ‎
    美風藍 ‎
    削除されたユーザー
    いや、悪魔だよ 朝日奈の長男次男以外からわね! ねー?朝日奈兄弟さん?

    雅臣
    『ん~?
    ねぇ、右京~…そうだと思う?』

    右京
    『悪魔とは呼ばれませんね…おかんとは良く言われますが…』


    『ん?俺は悪魔じゃないけどなぁ…一応、ていうか坊さんだからね……君なら何時でも大歓迎だよ((*-艸・*)♡*゜』


    『どうなのかしら?
    妹サン達もそう思う??』
    『俺は違うだろ?』

    椿
    『悪魔って…風斗だけじゃね?
    なぁ、梓』


    『どうだろう?
    人によって違うと思うよ?』


    『俺は…関係ないか』

    琉生
    『悪魔・・・?
    風斗君は、悪魔…なの?』


    『悪魔って…なんの話だ?』

    祈織
    『悪魔…そうも見えるのかな?』

    侑介
    『まぁ、アイツは小悪魔よりは悪魔よりじゃね?』


    『ふ~たんは…あくま、なの~?』


    風斗
    『そんな訳ないでしょ?』

  • 美風藍 ‎
    美風藍 ‎
    削除されたユーザー
    まさか、ほんとにでてくるとは 椿さんの意見はわかります

    椿
    『だよな(・ω<)-☆』


    《あ、そう言えばこのではキャラとは会話出来ないんですけれど……あなたは誰と話しますか?の方へ来ていただけると嬉しいです(✻´ν`✻)♡*゜

    すみません(●´_ _)ペコ面倒くさくて…あなたは誰と話しますか?の方で待ってます(✻´ν`✻)♡*゜》

  • 美風藍 ‎
    美風藍 ‎
    削除されたユーザー
    風斗と椿

    風斗
    『ん?』

    椿
    『?』

    《すみません(●´_ _)ペコ分かりにくかったですかね??
    “あなたは誰と話しますか?”ってトークの方が皆と話せる場所なので…
    宜しくお願いします(●´_ _)ペコ》

  • 美風藍 ‎
    美風藍 ‎
    削除されたユーザー
    おけ すまん

    《(*´∀人)ありがとうございます♪
    面倒くさくてすみません(●´_ _)ペコ》

  • 美風藍 ‎
    美風藍 ‎
    削除されたユーザー
    まぁ、風斗くんだけでいいよ 話すのは

    《はい(✻´ν`✻)
    お待ちしてます(❃´◡`❃)》

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