【唐突サザン語り】
『勝手にシンドバッド』('78)
サザンオールスターズのデビュー曲。タイトルは当時流行っていた沢田研二の『勝手にしやがれ』とピンクレディーの『渚のシンドバッド』を合わせた志村けんのギャグより引用。
『別れ話は最後に』でデビューさせようとするレコード会社の反対を桑田佳祐が押し切る形で発売された。
今では誰もが聴いたことがあるこの曲も、発売当初はオリコン初登場132位と低迷。(甲斐よしひろはラジオでかけて注目していた)
しかし、事務所(当時新興事務所だったアミューズ)総出でラジオにリクエストハガキを書きまくる、テレビ局に社長が直談判しにいくなどの作戦が功を奏し、人気番組『ザ・ベストテン』にスポット出演を果たす。
すると、上裸汗だくで歌う桑田佳祐とジョギングパンツで演奏するメンバー、意味不明な歌詞などがすぐさま話題となり大ヒット。
当時観ていた人に話を聞くとみんな口を揃えて「衝撃的だった」と言うので相当なインパクトだったんだろう。
徹子さんの「あなたたちは何者ですか?アーティストになりたいんですか?」の問いに桑田は「いいえ!目立ちたがりの芸人でーーす!」と返している。
桑田があまりに何を言っているか分からない為、番組は歌詞をテロップで出し、この事がきっかけで歌番組に歌詞テロップが出るようになったと言われている。
ちなみにジョン・レノンがこの曲を聴いて「ハッピーだね」と言ったらしい。
https://youtu.be/-iFaUFBl640
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