（株）JACO制作 映画「朝陽が昇るまで待って」 脚本　中井由梨子 監督　秋山純　 音楽　KOSEN 撮影　百束尚浩 映画「20歳のソウル」のスタッフで創り上げた、決して綺麗ではないラブストーリーです。 私はこの作品を書いた時、1人の男性にフラレました。フラれたショックより、舞い上がっていた状態からどん底に落ちて、ハッと我に帰って、44歳にして、まだ惚れただの好きだの付き合うだのと騒いでいる自分に絶望しかありませんでした。 自分が気持ち悪い そう思いました。 自殺を考える人はまずそういう感情になるのかな、とも思ったりしました。もちろん個人差があるでしょう。けれど、40年生きてきて、40歳を過ぎてから「自分が気持ち悪い」と思ってしまう自分がとても不幸に思えました。 世の中のたいていの大人は、みんなちゃんとやってるんだろうな。ちゃんと恋愛して、ちゃんと仕事して、ちゃんと家族も作って、ちゃんと生きてる。なんで私はちゃんと出来ないんだ？ まるで思春期の子供のように、自分が大嫌いになりました。 けれど、もしかしたら、私だけではないかもしれない。自分のことが嫌いで、気持ち悪いって思って、それでも人生諦めたくなくてもがいている人がいるかもしれない。そう思って筆を取りました。 全然綺麗じゃない。 意味不明な作品ができあがりました。 いま、見返しても意味不明なセリフやシーンがたくさんあります。これを見た人は何を感じてくれるのかしら、と想像するとまた失望するような、未完成の台本。カッコ悪い本。 けれど、たった1人。 この本を「美しい」と言ってくれた人がいました。 秋山監督です。 撮ろう、と仰ってくださいました。 けれど私は不安でした。作品として昇華できるシロモノだろうか？誰が観たいと思う？こんなドロドロの本。恥ずかしい本。 それに。 「20歳のソウル」を、書いた中井由梨子が、こんな本を書いているなんて、イメージダウンになってしまうかもしれない。 大義くんに申し訳ない。 そんなことも考えました。 けれど監督は100%自社出資でスタッフを集め、一流スタッフでこの映画を仕上げてくださった。 「ピカソは美しい。けれどきれいではない。ゴッホは美しい。けれど、決してきれいではない。」 岡本太郎さんの遺した言葉のように。 きれいではなく美しくあれ、と監督からエールをいただいた気持ちになりました。 そして、この作品を世に出す覚悟を決めました。 昨年12月に、少人数での試写会を行いました。予想以上の高評価、共感をいただき、お客様に背中を押していただきました。感謝と共に今一度、この作品を世に出す気持ちが固まりました。 堂々と、「20歳のソウル」の中井由梨子の本です、秋山監督に撮っていただきました！と大声で叫びます。 作品は仕上がりました。 世に出すための資金が必要です。 皆様のお気持ちをください。 https://camp-fire.jp/projects/view/546868 見城社長。 いつもありがとうございます。 「20歳のソウル」への大きな大きなバックアップ、毎日忘れたことはありません。日々日々、嫌なことが襲ってきますが、味方でいてくださる方がいる、と何度も心を奮い立たせています。そして「朝陽が昇るまで待って」の映画へのお気遣いも、本当にありがとうございます。 今日も心を奮い立たせて、 より良い道へ歩きます。 それが志半ばで逝った全ての方々への 弔いだと信じています。 大義くん、いつもありがとう。