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    見城徹見城徹

    今朝は難しいことを書きます。人はその土地に生まれ、その土地の自然に嬲られ、時間に犯され、季節に染まって、自分の物語を生きて行く。土地=自然=時間=季節=物語=差別、なのです。つまり希望も絶望も、歓喜や苦悩、葛藤も、涙と笑いと感動も、差別という物語から発生する。差別こそは避けようのない人の物語の根源なのです。
    今日は横内謙介[無謀漫遊紀]の千秋楽です。
    差別された川岸の哀しい村に権力の象徴である水戸黄門(実は偽物)がやって来る。そこから始まる物語です。
    観れば解ります。根底に仕組まれた本質は涙と笑いと感動に変わります。この世あらざるエンターテイメントとなって現出します。最後のアリスの「冬の稲妻」で劇的高揚が頂点に達したら、スタンディングオベーションで応えて下さい。紀伊國屋ホールは揺れなければなりません。その時、舞台と客席は一体となって、それぞれがかけがえのない自分の人生を生きているのです。それこそが[幻冬舎PRESENTS]です。