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③【緊急時に起きる犯罪行為の危機情報の確認などについて】 災害や緊急時、まず一番に気をつけなければならないのがネットなどに錯綜する多くの危機や犯罪に対しての情報だ 「未確認の犯罪行為の情報」と「混乱を引き起こすだけのウソの情報」と「本当に必要とされる正確な危機の情報」などが大量に溢れかえることになる 東日本大震災のとき、現地にいた身としてSNSなどに溢れかえった「ウソの犯罪情報」や「未確認で正確でない感情的な呼びかけ」は本当に驚くばかりだった。現地ではそんな事は確認できない。つまりそんな事例は起きていなかったからだ その殆どは、あそこでこんな犯罪がおきている「らしい」とか、ここでこんな人達が犯罪に巻き込まれている「らしい」というものだ 情報元を正確に確認していくと「誰かの情報を信じて拡散した」とか「自分は詳しくは知らないが、聞いた話ではそうらしい」とかがほとんどだ 現地の人が「そうではない」といくら説明しても、懐疑的で危機的な情報は広まってしまうとどうにもできない事が多い 危機を促すことに繋がるなら、一理の効果もあるから全ては否定できない。だがこれらは結果的に正確な情報と混同したカタチで発信され混乱を招く。災害のとき、これらは「個人的な正義感と判断」から広がる事が多い こうした情報は伝える方にとって、広めることは非常に簡単だが、現地の対応をしている方や現地で辛い生活をおくる方にとっては混乱させ、正しい行動ができなくなる障害となるのでどうか控えて欲しい 災害のとき、多くの人は見ていないのでわからないかも知れないが、人のいる場所や被災地には想像を超えるほどの数の警察の方や消防の方、自衛隊の方がおり、防犯対策にもしっかり目を光らせている。つまり、何かすればすぐに警察の方が駆けつけるようになっている 被災地になると通常よりも厳しい見回りなどが24時間体勢で行われる。犯罪がおきにくい環境を公的機関の方が迅速につくるようになる訳だ もちろん、その目をかいくぐって卑劣な犯罪行為が行われることもある。だがそれは人がいないところを狙った空き巣や盗難などが殆どで、人を直接に狙う暴力的な目的の犯罪行為は通常時の生活のときよりも少なかった こうした事例や情報などは現地の県警のホームページなどで事例や実際に起きている犯罪行為など、詳しく報告されている 知っておきたい人は是非とも防犯のために眼を通して欲しい 自分がおすすめしたいのは『熊本県警察ホームページ』だ。現地の警察の今起きている危険な情報や対策、震災時における犯罪事例の報告もあるので、情報収集や防犯呼びかけのポイントにも使うことが出来る 特に震災に便乗した悪質事犯の報告や防犯呼びかけは、上記の熊本県警察ホームページなどを見て是非知って欲しい 落ち着いて考えれば、流れてくる情報はウソかホントかを見極める事ができるその情報を他に拡散する前に、自分で正確かを調べる必要があるんだ 正義感から情報を拡散し、同意を求めたり動くように促す行動はその気持ちこそ有難く立派だが、正確でない場合は迷惑になるケースが多い 「情報」に対しては自分はしっかりとしているつもりでも、「危機に対しての情報」になると人はそれを簡単に信じてしまう その危機をうながす情報に対して自分の中で処理できなくなり、正確な情報かどうかの確認をおこたったまま、未確認の不正確な情報を拡散をさせてしまう 基本的なことだが、こうした緊急を要する危機を促す情報に出会った場合。すぐに拡散をせずに以下のポイントを冷静に確認して欲しい ①いつどこでそれは起きたのか(事件が起きた日時や場所を確認する) ②誰がどんな被害に遭ったか(被害に遭った方の情報と被害内容詳細) ③どのような実質的な被害にあったか(物質的な被害か、人的被害か) ④正しいとされる情報の根拠(情報の元の確認、正確な情報かの確認) ④対応機関に通報は済んだか(警察に通報の有無、事件の経過事後など) これらについて、情報のソースや正確な情報を自分で確認、明らかにして正しい情報だったなら、速やかに周りや自分の身の安全を確保してほしい 情報の正確さを見極めることそれは「だれかがやってくれるだろう」という意識では正確かどうかを判断できない、価値のある情報というものは「情報ソースの正確さとそれにともなう正確なデータ」が揃ってこそ、力を持った情報となることを心がけて欲しい

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