ジョンのトーク
トーク情報ジョン 見城徹見城徹 ランボーは「地獄の季節」で、
[俺たちの舟は 動かぬ霧の中を 艫綱を解いて 悲惨の港を目指し]
と詩っている。
すると、誰かが、
「僕は[希望の港]を目指したいんです」
と言うのに似ている。
たぶぅー、サエ、あま、わざわざ「地獄の季節」を読まなくでもいいですよ。
ジイドの「地の糧」も同じ。そこに「満足して、あるいは絶望しきって死にたいものだ」という有名な一節がある。
そこから戴いて、藤田晋と僕の共著のタイトルを「絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ」にしたの。
血と涙と汗にまみれて地上戦を戦っている人にとって、「希望」と書くより「悲惨」の方が、「満足」と書くより「絶望」の方がリアリティーがあると僕は身を以て思うのです。
ランボーもジイドもそうだった。単にそんな意味です。
南アジアの国から朝の最初の755です。ジョン 見城徹見城徹 ⬆︎ 圧倒的努力と集中力、苛酷に向かう意志と深い思考力があればここまで突き抜けられる。動きながら考え、考えながら動く。今いる自分の場所は自分を生かすのに最適なのか?自分に人を動かす魅力はあるのか?今やろうとしていることの照準は合っているのか?今まで生きて来た生き方のツケがここで問われる。その人の能力とはその人の生き方の集積だ。自己検証能力とはその人の生き方そのものだ。誰もが箕輪になれる訳ではない。滅多刺しになっても前に進むのか?傷だらけになる覚悟を持てるのか?仕事が楽しくなり、仕事の結果が出まくるためには沢山の地獄門を通過しなければならない。僕はまだこの本を読んでいない。ゲラも見本も僕には持って来ない。だけど僕には中身が解る。箕輪は自分が選んだ一つ一つを本気でやる男だからだ。常に矛盾する両極と格闘している男だからだ。躊躇いと自己嫌悪を一杯に抱えて思い切り振り切る男だからだ。誠意とはスピードだ。誠意とは相手のために無理を通すことだ。だから、誠意とサーカスは矛盾しない。箕輪はこの世あらざるサーカスをやって来た。それが箕輪の生き方だ。死ぬこと以外かすり傷。その通りだ。