ログイン
詳細
あきばん★にゅ✦β✦˖°。

『何でお前が泣くんだよw』 『しょうがないだろ!お前が泣かないからだ!皆、あんなに頑張ったのに!』 『俺達は全部出しきってここまで来た。今はそれが嬉んだよ。』 『皆バラバラになって、もうこのメンバーで試合は出来ないけど、凄く楽しかった。』 『・・・』 『お前も、一緒に頑張ってくれてありがとう。感謝してる。』 『・・・うあぁぁぁーー!!』 『だから、泣くなって(笑)』 真夏の熱い太陽が いつしか 和らいでいた。 水を撒くたび 多くなる 秋茜 悔しさと後悔だけが 胸の中で 何度も繰り返す。 だけど 人目も憚らず 泣きじゃくる 君の涙に 俺達は 救われていたんだ。 一緒に走った3年間が 無駄では無かったと 君の涙が証明してくれていた。 オレンジ色のリボンに 蜻蛉が留まった。 そんな君がかわいくて 俺はただ、眺めていた・・・。

前へ次へ