M 愛すべき人がいて〔幻冬舎文庫〕小松成美 執筆された背景、制作舞台裏を755で知り、それぞれの覚悟と熱い信頼関係、切実な想いに触れるために読んだ。 当時、時代の寵児のように現れ、女子高生のカリスマとなり、人々の心を染め、それぞれの人生を動かした。私はファンではなかったが、その時代を生きた一人であることを自覚している。この本を読み、当時、私が眺め、理解していた“浜崎あゆみ”が修正されていく。彼女は一筋に誰かを信じ、そのために極限まで自分を磨き、その人生を全うしようとした。背筋をピンと伸ばし、胸を張って生きた。「愛すること、信じること、突き進むこと」そのエネルギーの輝き、強さに圧倒された。しかし同時に、願いは叶うが、想いはすれ違うという現実、その残酷さに絶句した。 『自分に嘘をつかないこと』を信条とする浜崎あゆみにとって「書かなければならなかった本」。浜崎あゆみの曲に彩られたあの時代を生きた全ての人に読んでほしい。