「小説幻冬」創刊2号
副編集長が思うこと
進学で上京し、ホームシックになった私の逃げ場所は小説の世界でした。
喜怒哀楽、興奮と熱狂を与えてくれる物語たち。私は【小説の力】を知りました。
「本が売れない時代に何故?」──これは本誌を創刊する際に問われ続けた言葉です。
出版不況と騒ぐだけで、出版に携わる者が未来を静観し続けている現状。
私たちが風を起こさなければ何も変わりません。だから答えはそこにありました。
私たち幻冬舎一同が【小説の力】を知り、体感しているからこそ、その力は必ず届く
と確信しています。
幻冬舎の文芸は死んではいません。
お陰様で創刊号は最高の船出となりました。この場を借りて御礼申し上げます。
あの日の私のように、【小説の力】を必要としている方々へ、「小説幻冬」が届く
ことを願ってやみません。
副編集長 鳥原龍平
(2016.12「小説幻冬」編集後記より)
http://www.gentosha.jp/articles/-/6801
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