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トーク情報
  • ぺんぎん
    いぶこまいぶこま

    7月6日、挿管麻酔による意識がなくなる前に、さむさんはご家族でもなく、会社の方でもなく、9時58分に755住民にメッセージを残しGNOを果たされました。

    わたくしに10時23分「いぶこまさんごめんなさい」そのLINEを最後にさむさんとの意思疎通はとれなくなりました。
    1月20日より続けていた毎日の挨拶に、その後既読がつく事はありませんでした。

    わたくしには生前からさむさんから預かっていたお言葉、お気持ちがございました。それらを実行する為、7月6日の10時31分に挿管されて以降、10日(金)以外、14日まで毎日さむさんにお見舞いに行っておりました。
    ご家族は昼間、わたくしは夕方~夜という暗黙の了解のもと、あとには病院スタッフとも信頼関係ができておりました。
    14日に行った時には、ご家族のみの面会制限でお会いできませんでした。

    それまで、さむさんのお見舞いに行こうとした方、行った方をどんな手段を使ってでも止めたり、責めたりしたことはさむさんの尊厳を守りたかった、頼まれていた事を守りたかっただけです。
    不快感を感じた方もいらっしゃるのは重々承知しております。そしてお前に何の権限が?とも思われたでしょう。

  • ぺんぎん
    いぶこまいぶこま

    ここに、わたしくは証明致します。
    さむさんは、挿管するという事がどういう事か分かっていて、ご自身の事を覚悟していらっしゃった。そして755に書き込んだ。
    そこからの約10日間はさむさんは本当によく頑張ったし、武士であり漢でございました。
    いつも枕元でお声掛けし、腕を摩りながらさむさんのお気持ちの強さを感じておりました。
    まさにGNOそのものの方でございました。

    10時23分のわたくしへの個人メッセージの前に、さむさんが作ったさむさんの病状を共有するLINEグループ(さむ、サウザー、ひじかた、いぶこま)の中にはギリギリまで冗談を言うさむさんの優しさもございました。

    色々、邪推される方もいらっしゃいますが本人同士にしか分からない絆や気持ちもございます。

    今はただ、ようやく長い苦しい戦いから解放されたさむさんの魂をハグしたいと思います。

    末筆になりましたが、こうしてご家族に会い、病院スタッフと信頼関係が築けてギリギリまでお見舞いできたのは藪先生がいらっしゃって叶った事、そして陰ながら精神的に支えて下さった薫子さん、じょんれのんさんに感謝申し上げます。
    ありがとうございました。

    さむさんには、明日最後のお別れをしたいと思います。

  • ぺんぎん
    藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎)

    みなさま、ご報告です。
    今日はさむさんのお通夜に参列して参りました。

    お焼香をし、最後にお顔を拝見しました。
    とても安らかで、眠っているようなお顔でしたが、闘い切った男の表情をたたえていらっしゃいました。大変立派な、見事なお顔でした。

    みなさまに託された想いをのせて、「長い間、本当にお疲れさまでした。ゆっくりと、お休み下さい。さようなら、さむさん。」とお声がけをして参りました。

  • ぺんぎん
    藪 医師(中山祐次郎)藪 医師(中山祐次郎)

    それから「人情」の人。義理・人情・恩義を見城さんは重んじる訳ですが、私には義理と恩義はありませんから、必然的に人情を感じたんだと思います。

    私が出版記念トークイベントをした時も、完全サプライズ(会場の紀伊國屋書店にも秘密でした)で出てくださった。「君、一人じゃ困るだろう」とおっしゃって。それから、シャレにならない数の全国紙への拙著の宣伝。ペイしないことはわかりきっているのに…他の新書の著者の方々に怒られそうです。が、「だって君のこと知っちゃったんだもの、しようがないじゃないか」と仰って、また広告を打って下さった。これこそが人情、ですよね。

    そして30も歳下の、何も成し遂げていないただの若造の私をいつも気遣い、LINEを下さり、食事に呼んで下さるのです。しかも、いつも私がやり辛くないように気を配って下さって。
    しかも、私と話すときは本当に対等にお話して下さいます。「片隅の人」を大切にして下さっている。

    まるで昔のやくざの大親分のようなきっぷの良さと人情なんです。