ひがしのトーク
トーク情報- ひがし🦞
ひがし🦞 幻冬舎Presents 劇団扉座第80回公演『つか版・忠臣蔵2025』の千秋楽をちょうど今、観終わった。興奮が冷めやらないまま、紀伊國屋ホールから出てきた。
今公演は仕事の都合でどうしても予定が合わず前売券を購入できなかった。
ところが今日、子供を新宿の学習塾に送ったついでに紀伊国屋書店にたまたま寄り、公演開始10分前の13:50だったが、 4階の紀伊國屋ホールの受付でダメ元で当日券があるか聞いたところ、最後の1枚が残ってるという。「これは神様の導きだ!」と思い、すぐに購入し、劇場に入る。
観始めですぐに、横内ワールドの世界に引き込まれてしまった。つかさんを意識されている部分があるのかもしれないが、とにかく「言葉の力」が強い。多くの台詞がグサグサ私の心に突き刺さる。大高源吾の「人間は、人から注目されると不思議な力が湧きます。今まで出来なかったことも、出来るような気がしてきます。人間にとって辛いのは、必死に生きていることを誰にも気付いて貰えないことです。真剣な思いが、誰にも知られず、伝わらないことです」という台詞には、不覚にも涙がこぼれてしまった。
30年前、つかさんの芝居が好き過ぎて、北区つかこうへい劇団に入団し、寝ても覚めてもつか芝居のことを考えていた時代のことを思い出した。横内さんのつかさんの芝居に対しての敬愛の情なのか、各場面につか芝居ではお馴染みの楽曲が使用されていたこともとても懐かしかった(『熱海殺人事件』“白鳥の湖”、『ヒモの話』“セイリング”ロッド•スチュワート等)
幻冬舎Presents 劇団扉座の公演はこれまで全て観ているが、本当にどれも素晴らしい作品ばかりだ。千秋楽のご挨拶で舞台上で幻冬舎の見城徹社長がおっしゃっておられたが、このような芝居を公演できる演出家も役者も他には絶対にいないと思う。
本日も公演前と公演後、受付横に見城社長がずっと立っておられた。『二代目はクリスチャン』のときもいらっしゃって、前回は勇気が出なくてご挨拶できず、今回こそご挨拶をしたかったのだが、千秋楽でお忙しいのでは、と考え、本当に後ろ髪を引かれる思いで、お姿だけしっかりと目に焼き付けて紀伊國屋ホールを後にした。
間違いなく、生前つかさんがよくおっしゃっておられた「明日からも頑張って生きていこう、と思える芝居」だった。残り少ない2025年も全力で懸命に駆け抜けたい。


