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知識をつけるための知識をつける。私が度々言っていることです。何故、受験に必要な勉強だけをしているより、他のことに手を出す方が良いのか、知識が多いほど、知識をつけるときに有利に働くのか、そして、何故実際成績の良い人は、勉強以外の知識も多く持っているのか、それらについて、書いていきます。 成績の良い人はよく言うと思います。『勉強は楽しいからしてるだけ』。これを聞いて、『きっとできるから楽しいんだろう』と、思う人もいるかもしれません。しかし、本当に勉強は楽しいものです。そして、勉強が楽しくなれば、受験勉強も苦痛でなく楽しいものになります。 分かりやすく、歴史で話しましょう。歴史の勉強は暗記作業です。人の名前を覚え、出来事を覚え、年号を覚えるだけです。こんな勉強は全く楽しくありません。しかし、例えば、幕末時代のことを、おーい竜馬!と言う漫画で読み、福山雅治の龍馬伝を見たとしましょう。幕末の出来事が映像として浮かび、人物の性格まで浮かびます。この上で、幕末の歴史を勉強する姿を想像してみましょう。覚えるのは非常に簡単です。脳と言うのは、これまで頭の中にある知識とリンクさせることにより暗記をしています。知識が多いほどリンク数が増えるので、暗記が早くなります。これが知識を得るための知識が必要という理由です。 私は、受験に限っては『勉強はしんどいもの、しんどくてしんどくてしょうがない中で、頑張るもの』と、言っていますが、受験勉強を本格的に始めるまではひたすら、知識を得るための知識をつけて欲しいというのが本音です。

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