秋山純のトーク
トーク情報秋山純 吉田真悟吉田真悟 ↑全文
起き抜けに「今日も目が覚めました。ありがとうございます」と、朝の目覚めに感謝することなどまだない。いい歳だが自分が明日、目覚めないかもしれないなどと思いもしない。
元阪神の野球選手、横田慎太郎は28歳にして毎朝の光に感謝する。父と息子2代に渡るプロ選手の夢をかなえた直後に、脳腫瘍の診断を下された横田の人生が描かれる。
泣けと強制される映画が苦手だ。見る前から悲劇の青年の話にそんな匂いがしたらと思ったが杞憂(きゆう)に終わる。短い人生を精いっぱい駆け抜けた横田の勇気は、かわいそうなどという安直な同情心を笑ってくれる。
長いも短いも結果なのであって、今日一日をどう生きたかという事だけが、未来へつながるのだと横田は教えてくれる。涙は横田への憐憫(れんびん)ではなく自身のふがいなさを思い知り流れる。
(スターシアターズ・榮慶子)- 秋山純
秋山純 炎にも耐えた「ネオン看板」に再び灯 「小倉昭和館」が復活 旦過市場の火災から1年4か月 - RKB毎日放送 https://rkb.jp/contents/202312/202312089166/2/






