片雲の風にさそはれて
トーク情報てんあつ 見城徹見城徹 母校である清水南高から講演を頼まれた。清水南高で講演するのは3回目だ。講演はしない主義だが、母校だけは仕方がない。お受けした。6月3日に決まったがコロナで10月2日に延期になった。10月2日もまたコロナで延期になった。次はという話になったが流石に3回目は辞退した。またその日も延期にかるかも知れないからだ。講演するのは僕にとって難事業だ。終わると自己嫌悪で一杯になる。だから、よっぽどの関係先からしか受けない。受けてから講演日まで憂鬱な日々が続く。講演日が決まって延期になるのを何回も繰り返していてはやり切れない。コロナさえなければと思う。ハワイ、スリランカ、香港のビジネスもフリーズした。日本でも客が書店に来ない。当然、本の売れ行きはガタ落ちだ。七転八倒しながら万策を尽くしているが中々思うようにはならない。愚痴っていてもしょうがないが、たった1年で何もかも変わってしまった。しかし、諦めずに匍匐前進する。諦めたら終わりだ。圧倒的努力で正面突破。自分に言い聞かせる。もうすぐ社員の方々に出すボーナスの時期がやって来る。