加東大介
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加藤大士 秋元康秋元康 小松成美著「M-愛すべき人がいて-」を読んだ。暴露本と言われているらしいが、ノンフィクション作家小松成美が書いたものは一人の少女のサクセスストーリーの光と影だ。興味本位のものではない。「俺を信じろ」音楽プロデューサーは少女に言う。
2人は手を繋ぎ、時代の階段を一気に駆け上がる。同志だった2人はやがて恋に落ちる。その切ない思いが歌詞になり、多くのオーディエンスの共感を得て、少女は恋をする者たちの代弁者となった。
浜崎あゆみというスターがどう誕生したか?
「M-愛すべき人がいて-」は、生きることに不器用な少女が必死にもがいて夢を掴み、恋をして傷ついて、同世代のカリスマになるまでの独り言の記録なのだ。
2人の恋は、あの時代に生きたみんなの恋だったのかもしれない。加藤大士 見城徹見城徹 自分が相手の気持ちを考えるほど相手はこちらのことを考えていない。それを当たり前のことだと割り切らない限り、仕事や人間関係は辛くなる。
相手に期待しないこと。しかし、相手には出来るだけのことをすること。
時たま苦しく、切なくなるがそれを飲み込まなけば日々は成立しない。自分の未熟さを痛感する。同時に、企業を作り、存続させるのは孤独だなあ、とも痛感する。
自分で汗をかきなさい。
手柄は人に渡しなさい。
そして、それを忘れなさい。
ーー前半2行は竹下元首相。後半1行は氏家日本テレビ元会長
タフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きていく資格がない。
ーーレイモンド・チャンドラー
僕はまだまだ未熟でおセンチで甘ちゃんだ。それでもここまでやって来た。辛く苦しい道を自ら選んで来た。損得計算はなかった。鮮やかな結果を出して、会社と社員を守りたかっただけだ。社員にはいい人生になって欲しい。
人を怒るのは己の未熟。
人を恨むのは己の未熟。
人が理解してくれないのも己の未熟。
全ては天が見ている。
自分に言い聞かせる。