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元AKB48の女優後藤萌咲(21)が、知的障害のある俳優たちと演じるミュージカル「塔の外のランウェイダンス」(8月7日、東京・日暮里サニーホール)に出演する。このたび、スポーツニッポン新聞社のインタビューに応じて、今作への出演を決めた背景や抱負を語った。  アイドルを卒業してこの夏で3年。コロナ禍の2年間でも、15作もの演劇に出演し続け、キャリアを積み上げてきた後藤が、珍しい舞台に出演する。日本で唯一の、知的障がい専門の芸能プロダクション「アヴニール」が企画制作する今作は、知的障がいのある主人公を、同事務所所属で知的障がいを抱える女優松下奈津希(25)が演じて、そのいとこで同居する健常者の明日香役を後藤が演じる。きっかけは、後藤の家族環境にあった。  「近所に住んでいた母方のおじがダウン症で、10しか歳の差が無かったこともあり、幼いころからいとこのように遊んでいました。物心ついたときから、日常生活に普通に(知的に障がいのある方がいる存在だったのです」  後藤は、14年に小6でAKB48に加入して、母と二人で上京。故郷の愛知で祖母と住むおじは、AKB48劇場での公演を毎晩、生配信動画で見続けてくれた存在だったという。  一方、ファッション誌『JELLY』でレギュラーモデルも務める後藤は、先日初めて自分でデザインをしたアパレルコラボ商品を発売した。  「その商品を一緒に企画しているスタッフさんが、アヴニールとも仲良しだったんです。私のエピソードをお話してくれていたみたいで、今年に入って出演オファーが届きました。不思議な縁を感じて、快諾させていただきました」  出演者の多くは、アヴニール所属の障がいを抱える役者たち。それぞれ定職などに就いているため、休日の土日に集まり稽古をする日々だ。  「みんな情熱があって、セリフも歌も踊りも覚えがすごい。ダンスなんて、AKB時代の難しいダンスナンバーと同じかそれ以上に難しい曲もあるぐらいです。本気で、クオリティーの高い作品に仕上がると確信しています」  逆に、知的障がい者に慣れていた後藤ならではの難題にぶつかっている。  「私は、ある日突然、障がいを抱えるヒロインと同居して、戸惑い葛藤する役柄。ただ、現実では、当たり前の環境で育ってきていたので、むしろ戸惑う演技をすることの方が不自然で、ちょっと試行錯誤しています」  それでも、おじ以外の障がい者と深く交流することは初めてで、新しい発見や心が温かくなる瞬間もたくさん体験しているという。  「みんなで一致団結して、1つの作品を作り上げるという志や過程は、健常者の役者とやるときと全く一緒。私だからこそ巡ってきた、この運命的なお仕事を経験することで、また何か自分も成長できるのではないかと、ワクワクしています」  私生活では、1年前に突然の脳梗塞で大手術をした母をサポートしながらの女優人生を歩んでいる。人一倍の苦労に下を向くのではなく、応援してくれるファンへ笑顔と活力を届ける存在であり続けたいと前向きだ。  「この作品も、悲観的に捉えている部分は1つも無くて、知的障がいのある方も健常者も、同じような悩みや希望を持って懸命に生きていることが表現されています」  ティーンアイドルを卒業し、20歳も超えて大人になった後藤は、はつらつで凛々しい女優として、新たな表現に挑戦する。

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