見城徹さんが「ミッドナイトエクスプレス」という言葉を書かれていた。意味は深夜特急。俗語として脱獄。
同名の映画があった。後にミュージカル「フェーム」を撮ったアラン・パーカーが監督だが、明らかにこちらの方が似合っている。
当時高校生の自分には虐待や彼女との面会シーンが衝撃で、鑑賞後の数日間は胃もたれするような内容だった。
ジョルジオ・モロダーの音楽も印象的。録音したカセットテープを毎日のように聴いていたなあ。
この映画はアカデミー賞作品賞にノミネートされた。受賞したのはディアハンターでこちらも胃もたれ系(笑)。
他のノミネートは
帰郷
天国から来たチャンピオン
結婚しない女
翌年の作品賞は
クレイマー、クレイマー(受賞)
オール・ザット・ジャズ
地獄の黙示録
ヤング・ジェネレーション
ノーマ・レイ
翌々年は
普通の人々(受賞)
歌え!ロレッタ愛のために
エレファント・マン
レイジング・ブル
テス
すばらしいラインナップ!アメリカ映画が輝いていた😊
多感な時期に上質な映画の洗礼を受けたことは本当に幸運だった。
ちなみにこの中で私の趣味はロマン・ポランスキーのテス。ロマンチックで切ない映画が好きなのはこの頃から変わらない。
当時の女性映画評論家がこの作品を「愛を貫くために人を殺す女性なんて男の作った幻想だ」と評していた。
いいさ幻想でも😙
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