
No fun
トーク情報- No fun
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マイ・ブラディ・バレンタインの初日
爆音で有名な事もあり、入場者には耳栓を配布していました。
80年代のブリティッシュロックに傾倒した自分には、待ちわびた来日公演。
しかし、全公演が全て売り切れには驚きました。
リーダーのケビンはSコッポラの『ロストイン〜』の音楽監督を担当したりしてはいたけれど、デビューして40年の間に3枚のALしか発表していないのに。
最近だと羊文学なんかは明らかに意識しているけれど、2000年代までは日本にも(これ、マイブラやん!)と思うバンドは多かったなぁ。
そんなこんな考えながら、30分おしでスタート
2階指定席の三列目だったけれど、一曲目からペットボトルの水が振動していた。笑
何十年も待ちわびた、感無量の2時間でした。 - No fun
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とにかく映像に魅せられました。
本作はファシズムが台頭してきたイタリアが舞台。
マルチェロがトラウマからの脱却に選択したのはファシズム党への加入でした
今で言う「フィルターバブル」や「エコーチェンバー」など、自分達に都合の良い情報だけの世界で暮らすマルチェロ
『極度の忘我とは極度の期待に他ならない』
【悪の華】の一文のように、自分の人生を社会が「正常」だと認めるその日まで、ファシストとして活動しながら、ただひたすらその到来を待つマルチェロ
そして第二次世界大戦の末期
茶番に加担した人間に対し、空虚な現実を突きつける非情さに息を呑む
孤独を愛する人間だけが人生の舵を取れる事を、若干30歳のベリトリッチ監督が魅惑的な映像で紡ぐ本作
今観るべきヨーロッパ映画は?と聞かれれば、僕なら迷わずこの作品を推します。
※ある方のSNSに触発されて再鑑賞しました。 - No fun
No fun 音楽を語る事の難しさは、映画や小説の感想を述べるどころではない。
聴いている間の沈黙や、聴き終えた後の感動を言語化するのは至難の業だ。
そこで【タクシードライバー】のメインテーマです。
どこに居ようが、これが聴こえただけで一瞬で夜のNY、とりわけ裏通りの冷ややかな風景を思い出す。
ベトナム上がりのトラビス
アメリカに戻り、タクシー運転手の職にありつけた。
ベトナムを知る人間は、でっち上げの孤独を語る人達とは違い、最後まで内面を曝け出さない。
そんなキャラクターの心情を、このメインテーマは音で伝えてくれます。
サントラは大袈裟でなければないほど、映像の付属品として確立し、相互作用するものです。
https://youtu.be/rU30e1oeV7k?si=td5Nn1cJJG2TufFl - No fun
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話題の【ストリート・キングダム】
久しぶりに劇場で観たいと思える邦画だったので、初日レイトショーに行ってきました。
そこら辺に散らばっていた小さなエネルギーが集まってくる前半と、これからって時に不祥事が原因で分解する後半の高低差が心地良い。
まぁ実のところ既にピストルズがロンドンでやっていた事に似ている。
ピストルズはマルコムとヴィヴィアンというスポンサー、というか詐欺師がいたからツアーも出来たしレコードも出せたが、シドの逮捕とロットンの解雇で呆気なく終わる。
洋の東西を問わず、インディペンデントでやりたい事だけをやり続けられる無敵モードなんて儚いもの。
しかし、メジャーと自主製作を往来しながら、やりたい事を貫く人もいるのも確かだ。
周期的に訪れる昭和カルチャーブームの一つとして捉える向きあるけれど、脚本のクドカンは懐古する薄っぺらい言説に強烈なカウンターパンチを食らわしてきます。
貴方達が語る「共通の過去」は、そんなに良いものでしたか?と。 - No fun
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先日観た爆弾テロの映画
小道具と伏線が効いていて、日本映画では久しぶりにスリルを感じる作品に出会えました。
サスペンス映画は犯罪がテーマですが、大きな音や刺激的なシーンに溺れず、いかにスリルを感じさせられるかが監督の手腕なのに、残酷さがエスカレートしていく作品は観ていくうちに興醒めする。
つまり、映像技術に頼り過ぎてミステリー精神がないものはつまらない。
これは派手な爆破シーンもあるが、ミステリー精神を理解したハッタリが底にある役者二人の取り調べ室での攻防が見もの。
偽物の狂気の謎が次第に露わになる際の駆引きは白眉でした。
また、冒頭のタイトルロールは『セブン』、取り調べ室のシーンは『ユージュアル・サスペクツ』へのオマージュだろうが、監督が「ただ楽しいから」やってる、又は、「やりたいからやってる」事が解る。
要するに、誰かに届けたいという傲慢さとの違いを認識しているって事なんでしょうね。 - No fun
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「昔、仲間がいて、そいつが死んだ時に」
探偵物語は最終回だけテイストが違うが、その他は優作と成田三樹夫とゲストの遊びを観ている様なもの。
ただ、この「遊び」は社会の隅っこで逞しく生きるアウトローにフォーカスを当てているので、ハッピーエンドとは程遠い終わり方が殆どだ。
個人的にはホーン・ユキと水谷豊が出演した回が印象に残っています。
特にホーン・ユキのファムファタールな演技は、「可愛い悪魔」のバルドーを彷彿させる。
放送禁止用語の洪水にノーヘルのバイク走行は当たり前
新宿駅の撮影はエキストラなしでゲリラ的に行っているからか、一般人がカメラを見ながら避けているシーンも多く見られる。
昭和の街並みを観るのもいいし、愛おしい脇役陣の工藤チャンとの絡みを見るのもいい。
行儀のいい現代のドラマでは味わえない、粗野で切ない探偵モノ。
あっ、ハナ肇と松田美由紀の回も良かったなぁ。








