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ねこバス

2019年のハロウィンの日のこと。 2008年、僕が小学校1年生だったころにもらった名前が彫られたシャーペン、僕にとっての初めてのシャーペンα-gelが逝きました。約12年間使いました。周りの人に、物の扱いが雑と言われる通り、ひとつのものをここまで使い倒したのは初めてでした。 小学校ではシャーペン禁止だったのですが、グリップ部分の感触が気に入ったので、家に帰って宿題をやるときに使いました。ようやくシャーペンが解禁されて、中学校の3年間は一日中共に過ごしました。無事に高校入試を突破し、高校でも一緒に生活してきました。大学入試の勉強を頑張っている最中、プラスチックの部品の爪が遂に欠けてしまったのです。今までにも壊れかけたことは何回かあったけど、その度に同じ型のシャーペンの部品を移植して事なきを得てきました。しかし、今回ばかりはもうどうしようもありませんでした。でも、新しいシャーペンを買ってきて、そこにα-gelの、振って芯を出すときの重りになるバネを移植したので、α-gelの魂は生き続けています。 なにが言いたかったかと言うと、今日の模試が全然できなかったのは、α-gelが壊れてしまったことによる悲しみや寂しさ等の不安定な精神状態の中で、慣れないシャーペンを使って解いたからであり、決して実力がなかったとかそういうことではない、ということです。

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