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童話塾練習です。
トーク情報
  • ゆめみん@野菜の妖精
    ゆめみん@野菜の妖精

    ドラゴンの娘はついに人間達のいる町の大通りにつきました。
    ドラゴンの娘は赤いどらごんで、まだ子供ですから人間の子供と大きさは変わりません。
    ですが容貌は大人のドラゴンとかわりなく、大人達は気味悪がって近づこうとしませんでした。
    「やったわ、ついにパパ、ママに内緒でドラゴンの森から人間の町にたどりついたわ」
    ドラゴンの娘は大人のドラゴンに人間達がいる所には行かないよう厳しくいわれていたのでした。

  • ゆめみん@野菜の妖精
    ゆめみん@野菜の妖精

    ドラゴンの娘は喜びのあまりその場でダンスを踊りました。
    カツカツ。
    大通りのレンガをならし、二本立足で立って華麗なステップをふむのでした。
    すると楽しそうにしているドラゴンの娘を見た学校帰りの子供達は、ワッとドラゴンの娘の回りに集まって来ました。
    「その翼で飛べるの?」
    人間の女の子が聞きました。ドラゴンの娘は大人達に人間の言葉を習っていたので理解できました。
    「まだ子供だから飛べないわ」
    ドラゴンの娘はぱたぱたと翼をはばたせて答えました。
    「ウンチは何色?」
    意地悪そうな少年が聞きました。
    「あら乙女にそんな事聞くもんじゃないわ」
    さっきの女の子は言いました。
    女の子は自分の髪に結んであったリボンを、ドラゴンの娘の角に結んであげました。
    「お友だちになった印よ。あなたの色と同じ赤いリボン」
    すると大人達は、子供達を連れてドラゴンの娘から遠ざけました。

  • ゆめみん@野菜の妖精
    ゆめみん@野菜の妖精

    家に連れていかれた女の子は、不思議そうにお母さんにたずねました。
    「どうして危ないの?あんなに優しい小さなドラゴンなのに?」
    「今は小さくておとなしいけど、大人になったらなにをするか分からないのよ、それがドラゴンよ」少女のお母さんは言いました。

  • ゆめみん@野菜の妖精
    ゆめみん@野菜の妖精

    一人ぼっちになだたドラゴンの娘は森に帰ってお父さんドラゴンにリボンを見つけられ怒られました。
    「どうして危ないの?あんなに優しい小さな女の子なのに?」
    「今は小くておとなしいけどけど大人になったらなにをするか分からないのだぞ。それが人間なんだ」お父さんドラゴンは言いました。

    おわり

  • ゆめみん@野菜の妖精
    ゆめみん@野菜の妖精

    ゆうたは3年生の男の子だ。お母さんに殴られていました。お父さんは交通事故で亡くなっていました。学校でいじめられていました。頭もよくありません。なにもかも傷ついています。
    「どうぶつの村があるよ」
    夜、ゆうたは眠っていると夢で光り輝く天使にそう言われたゆうたは、そこに行こうと決心しました。
    「どこにあるの?」ゆうたは天使に問いただしました。
    天使はにっこり笑って窓の外を指差しました。
    四つ葉のクローバーの道をまっすぐ行くとどうぶつのむらにたどりつくよ。
    天使はそういうと金色の光につつまれて消えていきました。
    朝はやく、ゆうたはランドセルにパンとお水と大好きなヒーローものの本をいれて出発しました。
    朝といってもまだ暗かったのでゆうたは不安になりました。しかしどうぶつのむらにたどりつくために勇気をだしました。
    四つ葉のクローバーの草原を歩いて行くと村が、見えました。あれがどうぶつのむらでした。ゆうたは、歩きっぱなしだったので、足がふらふらでした。しかし村のつちかべで作られた家々を見ると元気がでてきました。
    でも、人間のゆうたを歓迎してくれるでしょうか?
    村の入り口でウロウロ迷っていると猫の女の子が近づいてきた。真っ白な毛並みの綺麗な猫であった。二本足で立ってちいさい女の子猫。
    猫はおじぎしたら言いました。「私はみぃ、あなたは人間の子供ね、お名前教えて下さる?」猫はにっこり笑っていった。コロコロ鈴がなったような声であった。
    「今日は特別な日でありますよ。村で舞踏会がありますよ」
    「舞踏会?」ゆうたはその猫の美しさに見とれていました。
    「愛するどうぶつとパートナーを選んで躍りを踊るんです。そうするとそのどうぶつと恋人になれるんですよ」
    ゆうたは、びっくりしました。そんな大切な時にどうぶつのむらにきたのだと。
    でも僕のパートナーなんて見つからないだろうな。ゆうたはそういいました。
    村に入っていくとどうぶつたちが舞踏会にそなえていろいろ準備をしていました。
    ゆうたは、ここも居心地が悪いと思い、すみっこでたいくずわりをしてふてくされていました。
    (せっかく苦労して来たのに……)ゆうたは悲しくなって泣き出しました。
    するとゆうたの前に影がさしました。そこに立っていたのはみぃでした。
    「どうしたの?泣いてるの?」みぃは心配そうに両手をにぎっています。
    「僕のパートナーなんか見つからないよ。ここでも居場所がないなんて……」
    ゆうたはふさぎこみました。近くにあった松明がパチリと音をたてました。
    「あなたは、たくさん傷ついてきたのね」みぃは後ろからゆうたを抱きました。
    ゆうたはびっくりさましたがこんな暖かい気持ちになったのは久しぶりだった。
    ゆあたはみぃにおれいをいいました。
    舞踏会の日ゆうたはみぃとダンスをする約束をしました。ちょっと恥ずかしかったけだ勇気をだしました。みぃが大好きになってきたからです。
    ところがやはり恥ずかしくなだたゆうたは木の影に隠れていて舞踏会には参加しませんでした。
    かえるのおじさんがゆうたを見つけて、言いました。み「ぃはお前がこなかだたから泣いていたぞ。おまえは、自分が傷つきたくないからだたみぃを傷つけたんだ」かえるのおじさんはとょうネクタイをいじってゲロゲロとないてむこうにいってしまいました。
    ゆうたは、泣き叫びたくなりました。まったくあのおじさんのいうとおりです。そして、ゆうたはみぃに手紙をかきました。
    その日の真夜中星が瞬いている夜空にみいが美しいシルク青いドレスに身を纏って村の広場にやってきました。
    「お手紙ありがとう」
    みいは言いました。
    「ごめんなさい。怒ってる?」ゆうたは悲しそうにいいました。
    「いいえ、でもさみしかったわ。でも今誘ってくれてとてま嬉しいですわ」
    みいは右手をゆうたに差し出しました。ゆうたはその手をにぎりましたあたたかくて肉球が気持ちよかった。
    そして、星空のシャンデリアの下をふたりはいつまでもいつまでも躍りくるくると躍り続けました。
    ゆうたにも大切なものができました。

    おわり