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AKB48グループ新聞瀬津真也

永尾まりやさんについて まりやぎちゃんは、美形で口数も多い方ではないので、クールに見られがちですが、中身は熱いハートの持ち主。慕っていたともちんに、どこか通じるとこがありました。 実は、すごく人懐っこい部分があって、とてもかわいらしい子なんですよね。 若手のころ、夢を尋ねると、「モデルさんになりたい」と言いました。芸能記者の長い私は、正直、アイドルからモデルになるのは、すごく難しい現実をよく知っています。 (モデルというのは、芸能界の入り口的職業で、モデル→女優、モデル→歌手はあっても、その逆はほとんどありません。女子は憧れがちですが、それほど現実的な職業ではないんです) しかも、まりやぎちゃんは背が高くありません。お世辞の言えない私は、「ちょっと難しいかも。もっと広くいろいろ挑戦してみた方がいいかもよ」と言ってしまっていました。 でも、彼女は自分の夢を貫き、モデルの仕事をどんどんやるようになっていきました。すごいと思います。 そして、何よりの思い出は、たびたび語っていますが、女優として化けたことが、私にとっての何よりの思い出です。 2年半前。浅草公会堂で行われた「横山剣座長公演」に、町娘役として女優デビューしました。 それはもう、とてもとても、へたくそでした (笑) 台詞は棒読み、しかも小声。 「こりゃあ、事故だ…」と苦笑いしたものでした。 ところが、こちらも着実に場数を経験していって、半年前の「マジすか学園」の舞台では、とんでもなくかっこいい悪役を演じるまでに成長されていました。 玲奈ちゃんのゲキカラや、田野ちゃんも良かったですが、個人的には、まりやぎちゃんの成長ぶりに、一番感動したものでした。 そういえば、玲奈ちゃんも、「けいこで一番気になったのは、まりやぎちゃん。日に日に役を自分のものにしていってて、素晴らしかったです」と言っていました。 私は、彼女は、ソロで間違いなく成功していけると確信しています。 9期生の中では、いち早くの卒業ですが、心配はありません。 彼女の劇場パフォーマンスが見られなくなるのは残念ですが、ソロで活躍することも、楽しみです。私は、彼女の所属事務所の担当記者も務めているので、今後も引き続き応援していきます。 AKB紅白の「夢の河」も、最高でした。

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