ゼロノス[nr,⏩イクサ(名護)+》ゼロノス[nr,⏩イクサ(名護)+》2016年05月21日 22:36朝、彼女は転校初日で きっと遅刻する訳には行かなかったんだろう… パンをくわえて走っていた。 そんな事とは露知らず 僕は、 いつもと同じように寝坊して 起こしてくれた母に悪態をつき いつもと同じように 急いで学校へと向かった。 そんな彼女と僕は 曲がり角でぶつかった。 それは僕たちにとって多分、 運命だったに違いない 彼女がくわえていたパンが宙を舞う あの時、あの瞬間から彼女は僕にとって片時も忘れられない存在となったんだ。 今でも目を閉じると 見開いた瞳で僕を見つめている彼女の顔をハッキリと思い出す 倒れた彼女のもとに駆け寄ろうと僕はまず… シートベルトを外した