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海絵(カイエ)

「仲良きことは美しき哉」 武者小路実篤の言葉である。 かつて、実家の何でもない場所の壁に、 直筆(複製)で書かれたその言葉がかけてあった。 それには、南瓜の素朴な絵が添えられるように 描かれていたのを覚えている。 母は、そんな何でもないようなのが好きだった。 Webで"武者小路実篤の言葉"で検索すると、 たくさんの彼の自筆が現れる。 どれも朴訥で味があるな、と思う。 私も母に感化されたのだ、たぶん。

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kaiet38(メモ用)
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  • 海絵(カイエ)
    海絵(カイエ)
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    竹内まりあの「毎日がスペシャル」という曲が好きだ。良いことが何もなくても今日の日は特別。もう二度と来ない。元気が出る歌だ。

    日々の暮らしは毎日、ほぼ同じことの積み重ねだ。仕事(勤め人)をしているとカレンダーで動くので、更にその感は強い。
    また一応主婦なので、暮らしの細かいことは私にはおろそかにできない。それほど完璧にやらなくても、日々やることはいろいろなあるし、手間もかかる。また、夫(リタイア)がいるので、その兼ね合いもある。

    だから何かを特化してやる場合、別の何かは休みか後回しになる。私の場合、やりくりしてそうなる。
    例えば、寝る前に新聞を読むのが日課だが、それがSNSに特化すると新聞は何日分かどんどん溜まってゆく。
    投稿を続けてやってると、睡眠時間も減ってゆく。書きたいことが速攻で上手く書けるわけではないので、下書きを書いてまとめてから投稿するが、それが時間がかかる。一度に何でも、は、できないタチなのだ。

    また、SNSでも閲覧だけに偏ると、投稿が止まる。投稿にすぐ感化されてしまうので、頭の中でいろいろな感触がぐるぐる巡る。そうして、頭の動きが宙ぶらりんになってしまう。その結果、アンバランスになって気が塞いでしまう。
    忙しがってるクセにゲームもするし。何だかな。。。

    一日は24時間、でも観念としての時間は今はずっと短いと思う。子どもの頃のように、ITがらみ(TVとか、スマホとか、SNSとか)の事を一切していなくても、たぶん過ぎるのは早い。
    この年(67)だからあと何年生きるか考えたら、どうすれば、あるいはどうしたいか分かりそうなものなのに、未だに自分のしたいことが分からない。

    ただね、私は自分が死ぬときは、過去を思い出してもそれ以外は何も考えずに、ただ「ありがとう」と感謝だけ言って死にたい。
    誰だったか「後悔して死にたい」とか言う人もいるらしいけど、それは今までいろんな事をしてきて、まだ、やりたい事がある人の言う言葉だな、と思う。何だかんだ言って、幸せに充実してるじゃないの、って思うな。🤔

    「生きてるだけでボロ儲け」(by 明石家さんま)
    「幸せは自己申告」(by 綾小路きみまろ)

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  • 海絵(カイエ)
    海絵(カイエ)
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    今日の黄昏時は、雷がすごかった。
    いつの間にか雨がたくさん降っていて、隣の屋根を濡らしていた。

    それで、ふと思い出した。

    しばらく前、梅雨入りしたばかりの雨降りの日のこと。
    混み合ったバスに乗って何気なく窓の外を見てたら、雨合羽を着た二人乗りのバイクに目がいった。ちょうど赤信号で止まっていたからかも知れないが。

    たぶん、運転してるのはお父さんで、後ろに乗ってるのは息子さんだろうか。中学生くらいの彼は、ちょっと不安そうな目をしている。
    きっと雨で遅れそうになって、「間に合うのか?送ってってやるよ」とか何とかお父さんが息子さんに言って、乗せてきたんじゃないかな。

    息子さんの目が不安そうなのは、時間に間に合うかどうか、心配しているからだろう。決して、お父さんの運転が不安な訳ではないはず、むしろ、お父さんのバイクに乗れて嬉しいかも知れない。

    ・・・などと勝手に想像して、勝手にほんわかとした気分になった。
    雨降りの日も良いもんだな、と思った一時だった。

  • 海絵(カイエ)
    海絵(カイエ)

    「仲良きことは美しき哉」
    武者小路実篤の言葉である。

    かつて、実家の何でもない場所の壁に、
    直筆(複製)で書かれたその言葉がかけてあった。
    それには、南瓜の素朴な絵が添えられるように
    描かれていたのを覚えている。
    母は、そんな何でもないようなのが好きだった。

    Webで"武者小路実篤の言葉"で検索すると、
    たくさんの彼の自筆が現れる。
    どれも朴訥で味があるな、と思う。
    私も母に感化されたのだ、たぶん。

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  • 海絵(カイエ)
    海絵(カイエ)

    🍃
    あまりの暑さのせいなのか
    ピンク 色鮮やかだったアジサイが
    いつもならもう とっくに枯れてるのに
    色褪せたまま 咲いている
    まるで 音も無く開く花火のようだ

    窓辺の茶化した文庫本
    梅雨の名残りの紫陽花かな