消したトークよ。蘇れ!
トーク情報かなかな 削除されたユーザー削除されたユーザー 【サエさん物語】
サエさんと初めて会ったのは、2016年の7月。
私が東京に行くと755に投稿すると、「会いませんか?」と連絡をくれた。
お互いの子供も連れて会い、サエさんの娘さんがうちのチビを面倒見てくれて意気投合。
サエさんとも、昔からの友達と会った様な感覚で、初めて会った様には思えなかった。
755談義に花を咲かせ、いつも、私のちょっと天然な投稿をサエさんがツッコミを入れるという様な、サエさんがいるから、安心してボケられる。
そんな私たちが、会ったものだから話が弾まない訳がない。
あの人はどーだ、この人はどーだと色々な755メンバーの人の話もしてました。
楽しい話ばかりではなく、サエさんは自分の辛い過去についても話してくれました。
サエさんは昔からパワフルで、どこにそんな力があるんだろうと思っていました。
サエさんの「それはこうだよ。」とズバッとしたアドバイスは私の迷いを消してくれました。
それから2回目にあったのが、ホリエモン祭り。鯖さんの商品黒糖ジンジャーの試飲用に、お水が欲しかった。水の運搬はとにかく重い。さぁどうしようかと思っていると「私車だから、買って持って行ってあげるよ!」
サエさんの心遣いに感謝し、甘えさせてもらった。おかげさまで、黒糖ジンジャーは好評で、たくさんの方に飲んでもらうことが出来た。サエさんの協力なしでは、出来なかった事だった。江戸っ子気質というか、「大丈夫、大丈夫!」と軽く受けてくれる姉御肌。
でもあの日は、サエさん自身もホリエモン祭りの実行委員として、忙しかった。それでも、私の仕事まで手伝ってくれたサエさん。大雑把なようで、繊細な心配りで、周りを助けてくれる。多分、助けられた人が、負担にならないようにさりげなく助けるから、助けられた人がそれに、気づかないんじゃないかと思うほど。
それから、次にあったのがその年の12月。
念願の厨七代目松五郎での755会。
サエさん、こささん、福田さん、あまさん、私。
その時、学童保育の立ち上げをしようかと思っている私に、やりなよってエールを送ってくれた。
そして、その翌年の4月に民間学童「ボクらの秘密基地」を立ち上げた。そして5月、長太郎飯店ツアーで、よっしー、土橋くん、くっきーさん、愛さん、サエさん、私。
清水駅に迎えに来てくれた私にサエさんから手渡された封筒。
中を見るとお手紙と、そして○万円のお金が。。。
「開所祝いよ!何かに使って!」
3回しかお会いしたことのない私に、驚きの金額だったので、お断りしようとした。
まして、彼女は一人で娘さんを育てている。お金が有り余っているような、余裕があるわけでもないはず。
お断りした私にサエさんが言った。
「あのね、これは私の責任なの。12月にあったときに、やりなよって私言ったでしょ?それに対しての責任。私があれを言ってなかったら、こんなことはしないよ。立ち上げ始めは色々お金もかかるだろうし、使ってくれていいよ。」
少し躊躇して、でも、私は受け取ることにした。心に温かいものが流れて、泣きそうになった。そして、これを頂いて黒字になったときに、ちゃんと返そうと心に誓った。
この恩に報いる為にも頑張ろう。
事業ってこうやって始まるんだ。
応援してくれる人の思いに応えよう。私が事業を始めるときに、お金を用意してもらった父と、そしてなによりもサエさんにちゃんと恩返しできるよう頑張ろう。
長太郎飯店の石田さんのお料理の記憶は、私にサエさんとのこの思い出もセットでいつも思いだされる。
あれから1年。
まだサエさんに恩返しができていない。
でも待ってて!!ちゃんと恩返しするからね。
755は私にとってこんなにステキなつながりをもたらせてくれている。
サエさんの思いも一緒に私は明日も頑張るよ。
サエさんへ。
愛を込めて。
かなかな より。