「キネマと恋人」は、ウディ・アレン監督の映画「カイロの紫のバラ」にインスパイアされ、設定を昭和11年の日本のとある島とした作品で、
現実と幻想を自由自在に往還するファンタジックな物語です。
映画のスクリーン中、時代劇のキャラクターである<間坂寅蔵>と
それを演じる現実世界の俳優である<高木高助>の二役を妻夫木聡さんが見事に演じておられます。
映画のスクリーンから飛び出した
<間坂寅蔵>と<高木高助>が対峙する場面は、そうなりますかー!と爆笑でした。
純真無垢な間坂寅蔵、脇役をよしとせず、コメディでスター俳優を夢見る高木高助。
そのお二人に恋されるヒロイン<森口ハルコ>に緒川たまきさん。
架空の島、梟島の方言が可愛いくて味があり、ヒロインのハルコの素朴で優しい人柄にぴったり合っていました。
田舎の片隅で
静かに、何かを諦めながらも一生懸命に生きる市井の人であるハルコに、突然起こる夢のような出来事。
ケラさんらしい、オモシロも満載
ほんのり哀しさも満載の素晴らしい舞台でした。
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