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・2011年3月11日から、7年経ちました。世の中では、震災を語ることが減っています。ぼく自身はどうかと考えてみたのですが、三年前くらい前からかな、それについて考えることは多くもないけれど、減っているようにも思えません。深刻にではないかもしれませんが、東日本大震災と、そこからの影響について考えることは、ずっと続いているように思います。具体的に、「気仙沼のほぼ日」を軸にした仕事は、ずっと続いていますし、東北の友人たちのようすは、いつでも伝わってきていますからね。今日3月11日の午後も、唐桑の「つなかん」で、『うまけりゃ売れるべ市』に出品するうまいものを、味見したりして検討するミーティングをやります。 ・感じるというのは、不思議です。じぶんで、じぶんがどう感じるか予測がつかないし、なにか感じてからその感じ方に、じぶんで驚くことさえある。もちろん、他の人の感じ方についても、まったくわからないと言ったほうがよさそうです。はたして、この2018年の今日、ぼくはなにを感じるのか。そして、ぼくの会う気仙沼の人びとはなにを感じるのか。まったく、自然にまかせようと思ってやってきました。 昨日は、今月末にお披露目される予定の「気仙沼図書館」の見学をさせてもらいました。そのあとは、ぼくらのつきあいのある気仙沼の人たちの、「新築した家」を、何軒か見せていただきました。それらの家やお堂や木製灯台は、すべて、京都の「三角屋」さんが震災の後に手がけたものです(震災をきっかけに「ほぼ日」といっしょにやってきた「三角屋」の三浦さんは、この一帯で、七年間に11件の仕事をしてくれました)。 この土地に新しく建てられた図書館や家を見て、こんなにうれしい気持ちになるとは思いませんでした。復興についての話はさんざんしてきたけれど、具体的に、新しく建物ができていくということは、とてもわかりやすく、うれしいものなんですねぇ。 今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。最初に来たときの緊張感と無力感は、忘れちゃいませんよ。

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