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ルミネからの立ち退き要求 編集 2006年4月、ベルクが入居していた「マイシティ新宿」は、所有していた新宿ステーションビルディングがルミネに吸収合併され、「ルミネエスト」と改名。ルミネは店舗のリニューアルを進めていった[5]。 2007年2月、ルミネはベルクに対し、借家契約を「期間の定めのあるもの」から定期借家契約に変更するように要望した[7]。なお、“期間の定めのある借家契約”(普通借家契約)については、何もしなければ自動的に契約が更新されるが、定期借家契約では、貸主は借家契約の更新を拒否することができる(借地借家法の該当節を参照)。 ベルクは変更を拒否した[7]。このとき、ベルクを含む4店舗を除いた200以上のテナントが、ルミネの要求に応じて定期借家契約に変更したと井野は語っている[5]。その後、ルミネはベルクに対して立ち退きを要求[7]。3ヶ月悩んだ末に同年11月、公式ウェブサイトと店内で配布している「ベルク通信」にて、立ち退きを要求された事実を公表した[7]。 ルミネからの立ち退き要求を知ったファンは即座に応援のためのウェブサイト「LOVE! BERG!」を立ち上げた[7]。井野が2008年1月、店内に署名箱を設置すると、営業継続を求める署名は1か月半で5000人、半年で1万人を超えた[5]。この署名は2008年9月末までにルミネ側に提出されている[7]。 2008年9月末付けでルミネエスト側はベルクに対し、今の契約が切れる2009年3月末までに退店することを命じる文書を送付[7]。その文書には、退店しなかった場合には賃貸料を大幅に値上げする旨の一文も付記されていた[7]。迫川副店長は、年内に新たに集まった署名を今一度提出[7]。また、井野オーナー兼店長は、訴えて裁判に持ち込むのではなく、ルミネ側に理解してもらう努力をするとの意向を示している[7]。この件ではのちにベルクはルミネエストに呼び出され、担当者から「遺憾ながら」延期し、また倍近い賃料値上げ要求については幾分値下げする旨の申し入れがあった。この部分的変更についてルミネ担当者は「お客様の声があったから」と強調したという[8]。 この問題は国会でも取り上げられ、2010年10月に開かれた参議院法務委員会における中村哲治の質問に対し、黒岩宇洋大臣政務官(当時)は「借地借家法上、借主がこれに応じなければならないという旨を定めた規定はございませんので、義務はなし」と答弁している[5][9]。 2010年9月にも、ビルオーナーのルミネエストではなく経営本体であるルミネから、契約解除と2011年3月末までの退店要求通知が為されている。 しかし2012年9月、ベルクの所にはルミネからの通知が届かなかった[5][10]。ベルクとルミネの契約期限は2013年3月末までであり、契約を終了させるには半年前である2012年9月にベルクへ通知する必要があるが、通知が無いため、2年後の2015年3月末まで契約が自動更新されたこととなった[5]。 2020年9月現在、無事に営業は継続されている。

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