フィジーのトーク
トーク情報FUJIIのトーク みちひろたかのりみちひろたかのり ちなみに、面談は通常業務の個別会議とは、その目的も内容も全く異なるものなので、そこには注意が必要だと思います。
面談を有効なものにするためには、面談を仕掛ける側のスキル(事前準備含む)がとても重要になってくるかな、と。
面談力を身につけるための書籍やネットの記事もたくさんあるので、一読してもらうだけである程度見えてくると思いますが、
個人的には、
①面談の目的とアジェンダを整理する
②伝えたいメッセージを予め考えておく
③相手の役に立つ、というスタンスで臨む
④頑張ったことをほめる
⑤期待(課題)を率直に伝える
⑥今改善への考え方(フレーム)を渡す
これらを大切にしています。
ざっくりいうと、毎月の面談が相手が楽しみになるくらい、価値ある時間にしようと思って、毎回の面談に臨んでいます。FUJIIのトーク 藤田晋bot藤田晋bot 一昨日の広告代理部門の終日会議は、
外部環境よりも社内の問題、
おもにスケールデメリットに焦点を絞って話し合いました。
創業来拡大し続けてきた当社の広告代理事業本部は、現在社員数500名強、売上は全体の半分の約400億円です。
規模の拡大とともに発生する問題を早期に発見し対処してきたつもりですが、現在はブレイクスルーすべき壁にぶつかっていると思います。
いま私が気になっているのは、規模の大きさが故の他力本願です。
多人数の組織に属していると「自分がやらなくても誰かが・・」
みたいな安心感から、緊張感を失いがちです。
それは当社にももちろんあると思います。
しかし、それ以上に危惧しているのは、
専門部署や専門家が増えたことで、
個人の成長機会が失われているのではないかということです。
ミーティングやアポイントに大人数で、
「メディアAの専門です」
「メディアBの専門です」
「モバイルの専門家です」
「SEMの専門です」
「クリエイティブの専門です」
「マーケティングの専門です」
「技術の専門です」
「上司です」
「その上司です」
「そのまた上司です」
と、うじゃうじゃ参加していると、
一見頼もしい気がしますが、
たとえば営業だとすると、技術とクリエイティブはともかく
(本人ができれば尚良いですが)
モバイルやメディアやマーケティングなんかは自分が全部やれ。
と言いたくなります。
なんとなく専門部署の人を連れてくることで仕事が終わってしまうと、本人が勉強する機会を失ってしまい、セッティング職。みたいになってしまいます。
人間はその気になれば何にでもなれるのに、素養としては能力の高い人材を採用しているのに、自分の能力を狭い範囲で決めつけてしまうべきではないです。
もちろん、大人数で取り組むべき規模の仕事もありますが、それがコストに見合っているのかも、個別に判断すべきです。
伝言ゲームによる時間のロス、
仕事のミスも考えられます。
多人数が関わることによるスピードの遅れは深刻です。
そうなるともう所謂大企業病です。
そんな状況に陥ったとき、自分が会社にひとりしかいない場合、どこまで自分でできるか、ひとり株式会社をイメージすると大組織の中で失われている自分の可能性は何か、を紐解くことがでできると思います。
同じ商売をひとり株式会社で何でもひとりで切り盛りしているとあれもこれも自分でやるしかなくなるので、たくさんの成長機会を得ると同時に、無駄なことをやっている余裕がなくなり、優先順位が見えてきます。
大きくなった組織を少しシンプルに軌道修正していきたい。