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幻冬舎箕輪 日報
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    死ぬために生きる死ぬために生きる
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    ちょうど1年くらい前に、僕は絶望し切って引退することを決め、サッカー選手へと復帰した。
    それと同時に、引退するまでに成し遂げたい目標を2つ立てた。
    引退までのタイムリミットは残り8ヵ月。
    僕は昨日の試合でその目標の1つを達成した。
    この試合のために、チームは1週間前から郊外での合宿に入った。
    合宿では基本的に2部練習が当たり前。
    ハードな練習がありながらも食事はスープとパンしか出ず、近くの韓国系のコンビニでキンパやカップヌードルを食べ、必要なカロリーを補った。
    宿泊するホテルは工事中で、外観は綺麗ではあるものの、内部は雨漏り、剥き出しの配線、塗り立てのペンキによるシンナーの香りがすごかった。
    Wi-Fiはもちろん無く、21時には携帯をコーチ陣に預け、携帯が返される翌日の朝食までを悶々と過ごした。
    ちなみに携帯を取り戻して1番に開くのは755だった。
    僕はつくづく755に救われている。
    心身の疲労のピークと試合当日を同時に迎えた。
    運命に従わなければいけない時がある。
    何より、このクラブに忠誠を尽くすと決めたのは、どこの誰でもない僕自身だ。
    僕はこの試合をまさかのポジションでプレーした。
    相手の左サイドのブラジル人と韓国人が素晴らしく、そこに対応するためのポジションに僕は置かれた。
    3-5-2のサイド(WB)。
    現代のフットボールで1番しんどい、運動量を求められるポジションと言ってもいい。
    守備に奔走し、攻撃に使う体力がほとんど無かった。
    試合結果もPK戦の末に僕たちは敗北。
    個人、チーム共に全くの努力不足。
    通用した部分と通用しなかった部分は、やってきた部分とやれなかった部分。それだけだ。
    逃げたことからは確実に追われる。
    背中を向けずに正面突破するしかないと、もっと圧倒的努力するしかないと、強く考えさせられた。
    見城さんのお言葉は本質を貫き通している。
    昨夜は悔しさと情けなさで泣き通した。
    そんな試合も既に過去。
    今日も明日には過去となる。
    削り、削られ、腫れに腫れた両脚を引き摺りながら地獄を逝く。
    写真は僕の試合前のロッカーです。
    大事な人生のバイブルと大事なデーツ。

  • 幻冬舎箕輪 日報
    幻冬舎箕輪 日報

    『敗者の凱旋』トーク、
    24:14からです。
    マニアックな格闘技の話なので伝わりにくいですが、
    青木真也が自分のやりたい理想の格闘技では食っていけず理想に絶望し切ったことで、メジャー格闘技に魂を売れた、みたいな話をしてます!