僕の人生最大のプレゼントを 　去る７月14日、ＧＭＯインターネットグループの代表てある熊谷正寿の還暦を祝うパーティがありました。事前に聞いたところ、招待者は千人規模にもかかわらず、プログラムはあくまで本人の挨拶のみ。来賓の挨拶をはじめ、ゲストに政治家や芸能人を呼ぶとか、誰かが歌うとか踊るとか一切なく、熊谷が「できるだけ多くの人に『おかげさまで還暦を迎えることができました』と感謝を込めて、お酒を注いでご挨拶をして回りたい」というのが会の趣旨とのことでした。ただ、熊谷は毎年ハワイで僕の誕生日パーティをやってくれていて、逆にこういう節目に何もさせてくれないのは随分だなと思って、彼がたった一人「兄貴」と呼んでくれる僕として、命懸けのサプライズを仕掛けることにしたんです。具体的にはリストグループ代表の北見尚之と、ＯＮＯＤＥＲＡ ＧＲＯＵＰ代表の小野寺裕司と、ジャパンエレベーターサービスホールディングス代表の石田克史に声をかけて、４人でシャネルズの「街角トワイライト」のパフォーマンスをやろう！と決めて、エイベックス・マネジメント執行役員の太田めぐみにプロデュースを依頼。秘書にも「どんな予定よりこれを最優先してほしい」と伝えて、同じく多忙な３人とも時間をなんとかすり合わせて、パーティの２カ月前から、週に１回２時間のリハーサルを積み重ねていきました。