2016年の夏
トーク情報ひろ⊿ ひろ⊿ひろ⊿ 曲全体、演出に関して
overtureの鳥肌は相変わらずでしたが、すぐ曲に入るのではなく、途中途中も劇仕立ての演出で舞台の経験を活かした構成となっていました。
衣装もバレッタの制服や紅白の衣装で踊ってくれたり、MCは夏の思い出やアンダーライブの歴史、アンダーに対する想いだったりとどれも胸に沁みるエピソードばかりでした。
曲は、表題、アンダー曲を中心にひなちまはもちろん歴代のアンダー曲センター(万理華、小百合)が務め、初見の曲もとても多くて今まで音楽でしか聴けずダンスを見ると更に好きになった曲がとてもありました。
アンコールでは万理華と小百合が二階席に来てくれて、3列後ろに万理華が居て本当にテンション上がりました✨
おいでシャンプーもナカダカナシカ コールは一体感で溢れ、夏のツアーよりも声量があったんじゃないかって思ったくらいです。
千秋楽ということでW.ANもありロマスタでした。
最後の最後はもう無我夢中でコールして盛り上がってこんな素敵な時間ないし、終わってほしくなかったです。ひろ⊿ ひろ⊿ひろ⊿ 気になったメンバー
万理華、小百合
アンダーライブ初期の頃から支えてきた2人。
今回のアンダーライブをやるにあたって色々な想いがあったようです。
普段も仲のいい2人はとても存在感があり、初センターのひなちまを両隣からしっかり支えてくれました。
ファンも圧倒的にこの2人の推しが多くてコールは凄かったです。
2人がいることによって安心感や、安定感はこんなに違うのかな?って思いました。
どちらかというと自分からどんどん前に出て行くタイプではないかもしれません。
それでも数多く選抜を経験してきた2人を1期生の他のメンバーを初め、2期生は本当に多く勉強なったと思います。
本当にお疲れ様でした。
れなち
今回はれなち推しで参戦して、長い手足を活かしたキレのあるダンス、キメ顔と時に見せる笑顔がとても可愛かったです✨
ポジションが3列目で自分の席と反対でなかなか間近で見ることはできなかったですが、1度だけステージ横から指差しレスをもらうことができました*\(^o^)/*
日ごろ聴いているまいちゅんのANNヘビーリスナーとしても親近感湧き、文武両道で頑張っている、れなちをこれからも応援していきたいと思います。
お疲れ様でした。
みり愛
更に今回のシングルで大きく飛躍したみり愛。
初フロントとして3公演やってきて今まで後ろから見てた景色とは違って、前で踊ることの難しさもありつつ、堂々と踊れる嬉しさもあったようです😊
小さな体で大きく見せるダンスに誰もが魅了されました。
1.2期生最年少の力をこれからも期待して大きな成長を祈ってます。
お疲れ様でした。
最後にセンター、ひなちま。
本当にお疲れ様でした。
初センターで全国を周るのは本当に大変だったと思います。
でも、誰よりもセンター曲をこなしてキラキラ輝いていました✨
途中途中、感情がこみ上げて涙我慢し、最後の大粒の涙は絶対に忘れることはありません。
これからのひなちまの更なる飛躍と成長にこれからも注目していきたいと思います。
大きなプレッシャーをはねのけてやった3日間の経験は必ずどこかで活かされると思います。
まだまだ成長の余地がある新センターから目が離せません✨
本当にお疲れ様でした。ひろ⊿ ひろ⊿ひろ⊿ 総括
最後になりますが、乃木坂46は本当にレベル高いグループで活動していると改めて確信しました。
夏のツアー、アンダラを比較して様々な点を見てもほとんど差はありませんでした。
「アンダーとは言わせないアンダー。」
言葉ではうまく表現できないですが、アンダーだからこそできるLIVE、パフォーマンスアンダーの特権。
選抜のみんなも羨ましいと思うだろうって思う彼女達は輝いていたし、凄いLIVEでした。
これからも全国各地周っていくと思います。
山口県に関しては乃木坂工事中は放送されていません。
それでも会場は満員で、本当に大きな存在となりました。
まだ九州地方も残っているので時間があれば参戦しようと思っています。
なかなかイベントに参加できない身として大きな思い出になりました。
これからもっともっと乃木坂46の飛躍を期待して応援していきたいと思います。ひろ⊿ wakana♪wakana♪ 乃木坂46『アンダーライブ』で見えた新機軸 演劇性とライブ性のバランスを読む
乃木坂46のアンダーライブは2016年、東京以外の地方への進出を大きな指針に掲げた。4月に東北各県でライブを行なった「東北シリーズ」に引き続いて、9月22~24日にかけて開催されたのが、広島・岡山・山口を回る『アンダーライブ全国ツアー2016~中国シリーズ~』である。同時に、今年のアンダーライブは、パフォーマンス面でも新機軸を打ち出している。ノンストップライブなどに代表される熱量の高さがトレードマークだった昨年までのスタイルに対し、東北シリーズでは「表現力を高める」という課題のもと、振付や曲間の繋ぎに演劇性の強い演出を採り入れ、ライブ全体に一連なりのストーリーを描いてみせた。今回の中国シリーズはそれを受けての第二弾ということになる。
1曲目、「制服のマネキン」の演出で、この中国シリーズでも前回からのスタイルを踏襲していることが示される。開演すると、紗幕の内側でメンバーそれぞれがポーズをとって静止し、「マネキン」として立ち現れる。そのマネキンたちの保管場所を清掃するスタッフ役として登場するのは、今回のアンダーライブでセンターを務める樋口日奈。樋口がマネキンたちに翻弄されるやりとりを経て、やがて曲が始まると同時にメンバーに生命が吹き込まれ、静と動のコントラストが効いた高い緊張感でパフォーマンスがスタートする。東北シリーズではライブ終盤で展開した、「マネキン」の演出をここでは冒頭で見せながら、今回は樋口がマネキンの中にただ1人の「人間」役として関わることで、見せ方のバリエーションはさらに深くなる。また、これまで乃木坂46のライブを届ける機会の少なかった地域にグループの存在を浸透させていくにあたって、グループの楽曲の中でも認知度の高い同曲を再解釈しつつ、まず1曲目で見せることの意義も大きい。
引き続き「ここにいる理由」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」まで、マネキンの演出での流れで繋ぎ、演劇的な世界観を踏襲する一方で、今回はオーソドックスにライブの力強さを見せるパートも織り込んだバランスになっている。「欲望のリインカーネーション」「かき氷の片想い」といった2ndアルバム『それぞれの椅子』収録曲や、15thシングル『裸足でSummer』収録の伊藤万理華、井上小百合のユニット曲「行くあてのない僕たち」などでは、8月まで行なわれていた真夏の全国ツアーの流れをくんで、現時点での乃木坂46の姿を代表してみせる。そしてそれらの中に、2016年のアンダーライブの演出の軸を確立させるように、「海流の島よ」「魚たちのLOVE SONG」や「ポピパッパパー」といった、東北シリーズからの連続性を思わせるパフォーマンスを組み込んでいく。今年に入って構築しつつあるアンダーライブの新機軸と、グループ全体の現在地との双方を提示してみせるものといえるだろう。
グループの現在としてみれば、今回の中国シリーズは樋口日奈をセンターに据えたライブである。ライブ後半、アンダー楽曲の新たな一面を切り拓いた「シークレットグラフィティー」、そして樋口がセンターを務め、フロントに2期生からは寺田蘭世、渡辺みり愛が入る「裸足でSummer」へと続く流れで、このアンダーライブが15thシングルに基づいたメンバー構成であることが前面に出る。興味深いのは、センターとしての樋口の存在感が、サイドを固める伊藤万理華、井上小百合との関わりの中でひときわ浮かび上がるということだ。15枚目シングルCDにユニット曲「行くあてのない僕たち」、およびそれに連動したショートムービーが収録されたように、今回のシングルで伊藤万理華と井上小百合の二人はアンダーメンバーでありつつ、やや特異な位置にいる。すでにアンダーのセンターを経験し、選抜メンバーとしても成果を出し続けているこの二人と、そこに新たに伍する存在としての樋口という三者の構図が、現在のアンダーのフロントに深みをもたらしている。本編ラストのブロックでは、伊藤万理華センターによる「命は美しい」が披露される。ここで、「シークレットグラフィティー」等では樋口を中心にしていた三者の位置関係に変化が生じることになるが、三人が楽曲によって臨機応変に位置を変えることでむしろ、先にセンターの景色を見ていた二人と同じ大きさで並ぶ樋口の存在が引き立って見える。同時に、「命は美しい」の選抜メンバーだった伊藤万理華が中心に立ってパフォーマンスすることによって、昨年から今年にかけてのグループの来歴を振り返るような絵も重なって見える。
「命は美しい」ののち、井上がセンターの「自由の彼方」から「きっかけ」へと至るこの最終ブロックでは、伊藤や井上らに樋口が背中を押されて中心へと立つ、象徴的な振付が用意されている。ここにきて、今年のアンダーライブが表現する演劇性の高い振付と、メンバーそれぞれの現在を踏まえた構図とがひとつに重なり合って、ライブ全体を通じてのストーリー性が色濃くなる。セットリストの総仕上げとしての緊張感も高まり、現在の乃木坂46アンダーメンバーが表現できることの大きさを存分に見せてライブを締めくくった。
ストイックさや熱量の高さを基盤にしながら、やがて演劇性の高いパフォーマンスを志向し始めた乃木坂46のアンダーライブは今回、積み上げてきたそれらの糧とグループの現在点とを交差させながら、公演のバランスを編んでみせた。その性質上、メンバーの構成も置かれている立場も移ろっていくのがアンダーライブの常だが、グループとして歴史を重ねていくことで、アンダーライブというブランドによって体現される世界は、ますます充実度を増している。