まこち
トーク情報まこち シンジシンジ 未央奈、「僕は僕を好きになる」の活動で卒業か…。
2013年、2期生(研究生)として加入して半年余りの10月、7枚目シングル選抜発表回の「乃木坂って、どこ?」の収録を他の同期と見学中、センター発表で突然呼ばれた「堀未央奈」の名前。
17歳の誕生日を直前に控えた当時16歳の未央奈は、手で口元を覆い現実に理解が追い付かない不安そうな表情を浮かべると、その大きな目からみるみる涙が溢れてきた。
衝撃的だったなぁ。
http://blog.nogizaka46.com/miona.hori/smph/2020/11/058857.phpまこち シンジシンジ 堀未央奈 卒業ソロ曲
「冷たい水の中」
未央奈は「バレッタ」以降、1期生の中に一人だけ2期生で頑張っていた…自分の為じゃない、同期メンバーの為に。
時期はばらばらだったけど全員が正規メンバーになり、北野日奈子、新内眞衣、相楽伊織…選抜に入る2期生が少しずつ増えて嬉しかっただろうな。
それでも中々選抜メンバーが増えず、"不遇の2期生"と言われるのは本当に悔しかったのだと思う。「乃木どこ」「乃木中」に出演する機会が多かった未央奈は、事ある毎に2期生の魅力を知って貰おうと必死だった。その2期生への愛は痛い程伝わってきた。
今では、それぞれ個性を活かして舞台やテレビ、ラジオ等で活躍を見せる様になった2期生だけれど、未だに選抜を経験してないメンバーも数名いる。
2期生全員が選抜を経験する、2期生をずっと引っ張ってきた未央奈の一つの目標だったと思う。
このMVの冒頭、「アイドルとして8割はやりきった、残り2割は悔いが…」というのは、そんな思いからなんだろう。
卒業は夏頃に決まったという、未央奈ならば「卒業シングル」という手もあったと思うけど、そうではなく「卒業ソロ曲」としたのは、白石麻衣卒業後の大事なシングルを自分の卒業シングルにはしたくなかった、という思いがあったのか?
もしそうだとしたら、次の新しい乃木坂の為に…と身を引いた生駒里奈との共通性を感じる。
乃木坂と2期生への強烈な愛、先輩にも物怖じしない言動、好きなモノへの強い拘り、ホラー好き、高速瞬き…、その独特な感性全てが堀未央奈としか言えないモノだった。
「バレッタ」が発売されたのは7年前の11月27日、同じ日に最初で最後のソロ曲のMVで卒業を発表するなんて、カッコつけ過ぎじゃない?
卒業は春頃かな?と思うけど、とりあえず7年間お疲れさまでした。
そして、2期生を引っ張ってきてくれてありがとう。
https://youtu.be/kj8kpQhiZpMまこち 山崎怜奈| Rena Yamazaki山崎怜奈| Rena Yamazaki イエスでもないしノーでもない、グレーなんだよね〜でも世の中の大概のことはグレーの濃淡で描かれている気がしています😌
まこち 高架線のカフェテリア高架線のカフェテリア #1585『山崎怜奈論 Break a leg』前編
2022年6月13日(月)13:01
TOKYO FMの生放送にて
山崎怜奈、乃木坂46卒業が発表された。
彼女がその決断に至る迄の3年間を振り返ると共に、これからの山崎怜奈の航海にエールを。
(2021.9月改訂版)
人気アイドルグループ『乃木坂46』を大きく2つに分けると、それは「選抜・アンダー」という枠組みになるだろう。「選抜」という存在は主に「メディア組」でTVのレギュラー番組、そして音楽番組に呼ばれる組のこと。そして「アンダー」はそれ以外での活動、または選抜の代打出演を担当する。だが、その根底を覆したメンバーが居る。それが山崎怜奈である。これまで「選抜=メディア組」であった定説を、アンダーである彼女がひっくり返したのだ。彼女は如何にして今のポジションへと辿り着いたのか。その歴史を紐解いて行く事にする。
そんな山崎怜奈は約3年前、
乃木坂46を辞めようと決意を固めていた。
山崎怜奈。1997年5月21日(25歳)
東京都出身。慶應義塾大学卒業。
乃木坂46第2期生。れなち・ザキさん。
2022年7月17日を以て乃木坂46を卒業。
2013年3月、乃木坂46第2期生オーディションに合格。だが当時は研究生からのスタート。自分のキャラじゃないけど客観的に人気が出るのは「アイドルらしく」居る事。その為の努力は何でもした。時に同期から「ザキはあざといね」と言われる程に。彼女もまた王道アイドルを目指していた。そして2年後に正規メンバーへと昇格出来たものの、アンダーでの恒例のポジションは3列目の一番端。それでも頑張ろうと思った。大好きな勉学もちゃんと努力すれば頑張った分だけ結果は必ず付いてくる、そう信じてたから。そして2017年3月、念願だったアンダー初フロントに選ばれた。握手会でも全30部をフル完売する事が出来た。ようやく乃木坂の活動に少しだけ自信を持てた瞬間であった。
そんな矢先のこと。
2018年1月アンダーベストAlbum「僕だけの君」の個別握手会。その全会場で全完売を達成したのは寺田蘭世・山崎怜奈の2名であった。そして、同年4月の20th.Single「シンクロニシティ」にて寺田蘭世は選抜復帰。だが、山崎怜奈の名前は呼ばれる事は無かった。乃木坂に入って、初めて完全に心が折れた。自分に出来る事は何でも取り組み、握手会で結果も出したのにその努力は報われず目の前のボーダーを越える事は出来なかった。何が正解か分からなくなった。ただ思うのは「私は乃木坂に必要のない人間なんだ」という自己否定。同期の渡辺みり愛に泣きながら相談した事もあった。眠れぬ夜も続き、悩んだ末に出した答えは「卒業」の選択肢だった。それを運営にも伝え許可を貰い、当時大学3年生であった為、一年後の就職活動に向けて情報収集や資料を集める程その決意は固まっていた。そして2019年、乃木坂46の4th.Album「今が思い出になるまで」ではいずれの収録曲にも呼ばれず。その頃には悔しさより「参加してないのに宣伝だけしてる私って何なんだろう」と虚しさだけが漂っていた。そして気付いた。私は乃木坂でもなくアンダーでもない"じゃない方"なんだと。
だが救いの糸が舞い下りる。2019年5月、ひかりTVにて初の冠番組「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」がスタートした。この番組の話がなかったら、卒業発表していたと語る。趣味にしていた歴史の番組MCを担当出来る喜び、そして何よりこんな私を必要としてくれる番組スタッフへの恩返しがしたいと、一回一回の収録の準備を寝る間も惜しんで取り組んだ。番組は一年に渡って続き、終了後も同スタッフと共に「乃木坂46山崎怜奈とおはつちゃん」がスタートし徐々に山崎怜奈=MCとしてのイメージが定着する。
そしてここから、
彼女の大躍進の足音が鳴り響く....まこち 高架線のカフェテリア高架線のカフェテリア #1586『山崎怜奈論 Break a leg』後編
そしてここから、
彼女の大躍進の足音が鳴り響く....
2022年現在。山崎怜奈の現在のレギュラー番組はTOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」が週に4本、CBCラジオの箱番組「乃木坂46山崎怜奈の推しの1コマ」、テレビ朝日「春菜ザキさんのただの通販じゃねーよ!」、そして準レギュラーとも言えるテレビ朝日「クイズプレゼンバラエティーQさま‼︎」。つまり週7本のレギュラー出演をこなしており、まさに乃木坂のメディア組筆頭とも言える存在になった。加え2021年2月には初の書籍「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」を発売。6月には27th.Singleのアンダー楽曲「錆びたコンパス」で初のアンダーセンターを担当。そして8月Hanako.tokyoにてエッセイ「乃木坂46山崎怜奈の言葉のおすそわけ」、2022年1月幻冬舎plus「山崎怜奈と「学ぶ」を考える」の連載を開始した。筆者はこの経歴を書きながら改めて感じた、今の山崎怜奈はどう考えても「売れっ子」のスケジュールであると。
それでも彼女は一度も"選抜入り"を果たせなかった。では何故、アンダーであった山崎怜奈がここまでの大躍進を成し得たのか?それは、彼女の「愚直なまでの好きという趣味への"探究心"」と「圧倒的な"準備力とレスポンス力"」の2点であると考えられる。今ここに辿り着いた山崎怜奈は、新たな武器を見つけ磨き上げ独自路線を開拓したというより、元々あった「歴史・クイズ・ラジオ」という趣味に傾倒する道を選んだという言い方が正しいのかもしれない。より等身大を曝け出す事で。勿論、ここに辿り着くまでには多くのトライ&エラーを繰り返した。多い時で週25番組をチェックする程のラジオ好きな彼女はリアルタイムでトークアプリ755を更新し、それがきっかけとなり番組に呼ばれる機会も増え、それらの点は線となり、気が付けば昼ワイドのパーソナリティーを任され、今では多くのレジェンド達にも認められる程にラジオ界をザワつかせる期待の新星となっている。
多人数グループであるが故の宿命「選抜=勝ち組」というこの15年の習わし。それは乃木坂46も例外ではなく「選抜メンバーとして運営に認められ活動し広くに顔と名前を売り、それがきっかけで個人としての仕事に繋がって行く」がこれまでの方程式であった様に思う。だが山崎怜奈は「決して選抜だけが、夢を叶えられる道ではない」と新たな生き方を提示してくれた。そんな彼女の功績は大きい。
乃木坂46加入から9年半。今の山崎怜奈を見ていて思うこと。大切なのは、自分以外の何かになるのではなく、自分の持っている何かを追求する事。そして彼女の生き様は教えてくれる
「立ち止まってるより 前へ進め」
"かつての"じゃない方
バナナマン設楽、オードリー若林
南キャン山里、博多大吉、麒麟川島....
今では揺ぎないポジションを確立しており
寧ろ業界を牽引する存在にすら成っている。
もしかしたら、彼女もまたそんな存在へと成り行くのではないだろうか。もしかしたら選抜、いやセンターが世間に与える影響を、今の彼女の活躍は成し得ていたのではないだろうか。私はそう確信している。
山崎怜奈とは、下町の万華鏡。
流行りじゃないけど価値あるもの
多面性があり、色んな角度から見ると
その本当の輝きに気付く。
そしてその魅力は常に変わり続ける
彼女が覗く景色は、きっと美しい。
相変わらずめちゃくちゃ不器用でも
どこにいようと何歳だろうと関係なく
そのコンパスの先は、彼女らしく輝く。