恋とのトーク
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昨年、広島・尾道を訪れた際、40年も前に観た映画『時をかける少女』の撮影ロケ地を巡った。
タイムリープの象徴である時計の前に立つと、わけもなく涙が込み上げて止まらなくなった。
角川映画は、私にとって青春そのもの。
ラストシーン、大人になった和子と深町くんが廊下ですれ違う、あの切ないシーンは、今でも胸を締めつける。
いつか出会った“運命の人”に、気づかぬまま、すれ違っているのかもしれない。
そんな想いを、小学生ながらに抱かせてくれた、筒井康隆氏の小説と、大林宣彦監督の描く世界観は本当に素晴らしくて、あの瑞々しい空気感は、今も鮮やかに心に残っている。
そして、エンドロールで流れた「角川」という二文字も、その後も忘れることなく、ずっと胸に刻まれることになった。
そして今日、その頃の「角川」で昼夜を問わず命を削っていた見城さんがいたという事実を改めて知り、いっそう嬉しさが増している。


