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優 路
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「推し、燃ゆ」読了。人は、誰かや何かを愛し、愛の対象である彼や彼女やそれに尽くして止まない生き物だが、さすがに「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。いや他人事ではない。自分のなかに天国と地獄が共存するヲタ少女を描いた、すべてのヲタ必読のディストピア小説。現在のアイドル全盛時代に鋭い楔(くさび)を打ち込んだ、小説の形をした超小型高性能爆弾。レイモンド・チャンドラーや、その小説に影響された村上春樹のような、一人称で書かれる金属質の描写が時々キラリと光って眩しい。写真は「推し、燃ゆ」の裏表紙。 ああそういえば血脇守之助を思い出した。野口英世に援助を続け(血脇がヲタ、野口がアイドルのような関係)、「男にほれるな」という名言を残して死んだという。

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優 路のトーク
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    「時間」についての3冊と1映像。時間とは何か? あると思うからある、のかもしれない。逆回転するのか? かつて映画「スーパーマン」で、スーパーマンは地球を逆回転させて時間を戻し、死んだ恋人を生き返らせた。荒唐無稽だろ、と一笑に付したが、今は「ありうるかもしれない」とも思う。まあやの生誕祭の委員募集チラシは、2017横浜個握でもらった。

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    村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」。きょう(2021年1月21日)の、れなちの「だれはな」のメッセージ募集のお題が「ダンスの思い出」で、この本を思い出した。バブルの頃の1988年に初版。バツイチ独身のフリーライターが、超能力をもつ美少女や人気俳優となった中学の同級生らと関わりながら、東京や札幌やハワイを舞台に生きていく冒険譚。前作「羊をめぐる冒険」の後日の話でもある。生きる=ダンスを踊る、ということらしい。羊の皮を被った男=羊男が「上手く踊るんだよ」と、主人公に言う。右の2冊は文庫版で、初版のハードカバーと同じ装丁らしい。左下は、どこかで買った英語版ペーパーバック。左上は個別福袋に入っていた(と思う)個別スティックライト型ペンケース。

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    Three books which I bought on January 22 2021. 右下は、アメリカ・クリントン大統領のときに国務長官を務めたマデレーン・オルブライトおばさんの近著。イギリスのEU離脱とトランプ政権の誕生を見て書かれた、警世の一冊。左下は2015年に出版された本。もうこの頃から、「資本主義の次」が考えられていたようだ。コロナ禍で、日本経済はピサの斜塔よりも傾いている。利潤至上主義、インバウンド頼み&弱者切り捨てで、好景気らしきものを演出してきた、なんとかミクスも影も形もない。採算という概念からは離れなくてはならなかった教育、文化、医療を軽視してきたツケが、コロナ禍で露(あらわ)になってきた。資本主義はまもなく終焉を迎えるか、大きな変革を迫られるだろう。根拠は言いにくいが、そんな気がする。右上については「読んでからのお楽しみ」としたい。左上は2019年の、生誕フェイスタオルとバッジ。

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    これまでに1万冊近くは買ったと思う。意外にもハズレは少なく、これまで2冊ぐらい。もしかしたら3冊目は、2021年1月23日に買った、この本かもしれない。「現役東大生が勉強法を教える」だけの本ではない。驚くことに、中表紙の裏から、アイドル雑誌?と思うようなカラーページが15ページも続く。それを抜けると、やっと「はじめに」になる。
    勉強法以前に彼女が強調するのは、「大、中、小の3種類の目標を立てる」こと。大目標は何年か先の「ざっくりとしたもの」。彼女的には「渉外弁護士になる」ということだろう。中目標は数ヵ月ぐらいのスパンらしい。彼女的には「司法試験合格」的なことだろうか。で、小目標は数日、数週間単位のもの。この3つが決まると勉強のペース配分が決まる。そして具体的な勉強のスタート。本題は「知る」「憶える」「整える」「正す」「突破する」。あと終章として「さまざまな学ぶ場」というのがある。14~15歳のころ、ソニー・ミュージックアーティスツの演技レッスンに通っていたことが語られる。あまり書くとネタバレになるので、後は購入するなり立ち読みするなり、どうぞ。税込み1540円。私は大人なので平気な金額だが、中高生だったらカラーページを見て「ふざけんなよ」と思って、買っていないだろうと思う。大人の今ですら、買って後悔している。店頭になかったので通販で買っちゃったので。
    本の上は秋田・大潟村産あきたこまちでつくられた「秋田 大地の甘酒」。その隣は、ビタミンC豊富な「黄色いあんまん」😊

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    「推し、燃ゆ」読了。人は、誰かや何かを愛し、愛の対象である彼や彼女やそれに尽くして止まない生き物だが、さすがに「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。いや他人事ではない。自分のなかに天国と地獄が共存するヲタ少女を描いた、すべてのヲタ必読のディストピア小説。現在のアイドル全盛時代に鋭い楔(くさび)を打ち込んだ、小説の形をした超小型高性能爆弾。レイモンド・チャンドラーや、その小説に影響された村上春樹のような、一人称で書かれる金属質の描写が時々キラリと光って眩しい。写真は「推し、燃ゆ」の裏表紙。 ああそういえば血脇守之助を思い出した。野口英世に援助を続け(血脇がヲタ、野口がアイドルのような関係)、「男にほれるな」という名言を残して死んだという。

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    戦後史に興味がある。廃墟から立ち上がり高度経済成長、石油ショックからバブルとその崩壊、ほぼ平成とともに、失われた○○年が続いて今に至る。このうち終戦になってから1年程度の期間、東京がどうなっていたのか、をこの本は教えてくれる。「戦後ゼロ年の東京は、アジア有数の犯罪都市であった。しかし、その実態は、わたしたちの記憶に刻まれることなく、ブラックホールに消えていった。そして、いま記憶にとどめておくべきことは、敗戦後に激増した犯罪の多くが戦争の余波であり、戦争の一部だということだ。
    敗戦後も戦争は終わっていない」

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    戦中~戦後、現在まで、本当に日本人は幸せだったのだろうか。玉音放送からポケモンGO! まで、時代を彩る風俗、文化、事件、事故、災害を背景に、決して幸福とは言えない人たちが登場する、セミ・ドキュメンタリーとも言えそうな小説。おしなべて暗い話ばかり。日本人の幸福とは何だろう。

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    日本の真ん中を中心点として、秋田とは点対称の位置にあるような高知で、「あきたこまち」が栽培されていることを発見 裏側に「四万十町産」とあった ちなみに高知県には「四万十町」と「四万十市」があり、台地になっていて米作りが盛んなのは四万十町 四万十町の中核は旧窪川町で、かつて原発の立地が計画されたとき、計画を推進する町長をリコールして解職に追い込み、原発計画を白紙に戻した