光 届かない深海で 僕は鮮やかな熱帯魚に憧れた
眩しいくらいの向日葵に 私はおもわず目を背けた
背の高い向日葵の 影に見つけた小さな花 まるで私のようだね、と呟いた
僕らはそう日陰者
人に愛されなったものたち
熱帯魚になりたがった深海魚 光の熱にそのカラダは焼かれた
憧れた太陽にはなれない小さな花 向日葵の影でそっと咲いて 枯れた
ねぇ何をやってもうまくいかないって気持ち あなたにはわかるかい
どうにもならないって気持ち あなたにはわかるかい
眼を閉じても うずくまっても 何も変わりはしない
なら笑うしかないさ 私は道化師(ピエロ) 悲しみの上に 笑顔を貼り付けた
そうさ 私は道化師(ピエロ)
涙は眼の下に ふたつ青い滴を描いただけ
本物の涙は流さない
口角を吊り上げた紅い唇 道化師(ピエロ)は泣かないものさ
笑顔を貼り付けた道化師(ピエロ)は歩き出す
いつまでも 笑ったまま
いつまでもいつまでも わらったまま…
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