舞台「あさひなぐ」を観てきました。 主人公の旭役に抜擢された齋藤飛鳥。初主演ということで、プレッシャーも相当だったと思うけど、見事にそして堂々と旭役をこなしていました。役柄がぴったりハマっていたのもありますが、等身大の演技でぐいぐい引き込まれていきました。胸の内を語るシーンがいくつもあるのですが、気持ちの昂りがひしひしと伝わってきて、第一幕のラストシーンなど何度もウルッときました。 脇を固める乃木坂メンバーの演技がまたとても素晴らしかったです。 膨大なセリフ量を見事に演じ切った生駒里奈。抜群の安定感で、非の打ち所のない完璧な演技の若月佑美。 数々の舞台をこなしてきた井上小百合も個性溢れるキャラを見事に演じ切っていました。 本番直前に喉を痛めていたという(ANNで話してました)新内眞衣。喉は大丈夫かなとちょっと心配していたのですが、美声も復活。薙刀も長身を活かして、凛々しかったです。 ライバルを演じた堀未央奈も、めちゃめちゃ気の強いライバルを鹿児島弁で見事に演じ切っていました。もしかして堀ちゃん、素はこんな勝気なのではと、途中で怖くなってしまうほどの渾身の演技でした。 堀ちゃんが演じる一堂寧々を優しく見守る先輩役の衛藤美彩。その存在感は、一服の清涼剤のように舞台を優しく包んでいました。 一堂にライバル心を持ちながらも仲間として気持ちが揺らぐ難しい役を演じる北野日奈子。 演技を見ていて、逞しさと頼もしさを感じました。 主演の齋藤飛鳥を始め、乃木坂メンバー8人の演技力。いつまでもこの物語を観ていたいという幸せな気持ちと感動をもらえた舞台でした。