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さとう。
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さてと、今日も755という名の冷たいシャワーをこの火照った世界に降らすとするか。 私は仕事と仕事の合間に時間が出来ると、決まって喫茶店へと足を運ぶ。選りすぐりはせず、ただ目についた喫茶店へと入るのだ。大体だが2日に1回 ‪──── と言えば嘘になる。大体ひと月に1回ほどこういった日がある。 昨日も例の如く仕事に空き時間が出来たため、喫茶店を探すことにした。30席ほどある店内は18時だと言うのに人でごった返している。夏になって長くなった西日が、私のテーブルを迎え入れるように照らしてくれた。私はじっくりと椅子に腰を下ろし、メニューへと手を伸ばす。額にじわりとかいた汗を冷ますように、ゆっくりとメニューを眺めていく。ほう、チーズトーストもあるのか。魅力的だがさっき食べたゆで卵で私の胃袋は満たされていた。そうしている内に、奥からマスターらしき男性がこちらへ向かってきた。身長170cmほど、几帳面に折り目のついたスーツと整えられた髭がよく似合う男性だった。なるほど。なるほど。ここの店は当たりだったかもしれない。 「ご注文は?」 「えっあっどうしよじゃああのアレ、ホットコーヒーで。」 「かしこまりました。」 東京はこの日まさに猛暑。アイスコーヒーを頼みたかったが、咄嗟に「ほ」の口になってしまっていた。火に油ならぬ夏にホットである。注文を終えると先に頂いていた水を少し飲む。落ち着いて店内を見渡すと様々な客層が目に入る。恥ずかしながら、というかいけないと思いつつも、いつも喫茶店に入ると隣の人の会話が気になってしまう。その人がどんな人生を歩み、どのように今日という1日を過ごしているのか気になってしまうのだ。隣の2人組の男性は、大学生ぐらいの歳に見える。この2人はどのような人生を歩んできたのだろう。私は2人の会話に耳を傾けた。 「いやーさすがに今日は眠いわ」 「何?今日忙しかったん?」 「いや、今日は英語の論文を全部日本語に翻訳しただけ」 「なんだよ余裕じゃん」 「でも今日中にフランス語もやんなきゃいけないんだよな」 「1時間ありゃ終わるっしょ」 「いや1時間はきついってー」 やかましいわ。意識高すぎるだろ。どんだけ頭良いんだよ少しくれよ。オチまでいったんであとテキトーに書きます。こーひーのんだよ、おいしかったです。 さ、というわけで長い前置きを置きまして流司です。仕事に向かっている道中、暇だったので小説風に書きました。オレ小説家になれるかもしんない。無理。小説家なめんな。 最近の近況報告をば、と思っていたんですが、もう今の短編小説で親指が痙攣するほど疲れたのでもう近況報告は割愛します。でも、今年行く事を目標にしていた花火大会に行けた事だけ報告しておきます。マジで良い写真。るい、ありがとな。やっぱ写真のセンスあるな。花火の模様は動画なので気が向いたらあげます。ではまた。 #佐藤流司 #unofficial

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