条件付き確立についてなんだけど
よくある話として、2人の子どもの問題がある。
ある家庭には2人兄弟(兄弟という表現をしているがこの時点では性別は問わない)がいて、片方が男の子だった時にもう片方が男の子である確率は?※男の子が生まれる確率は50%とする
このくらいの話なら全事象を考えた方が早いので、そうしよう。
まずは2人兄弟の場合、姉妹/兄弟/姉弟/兄妹 の4パターンがあるんだけど、片方が男の子って言う条件を満たすのはうち3パターンで、この3パターンのうちもう片方が男の子っていうのは兄弟のパターンしかないから、答1/3
っていうふうになるわけだ。まぁ直感で考えるなら男も女も生まれる確率50%なんだから答も1/2なんじゃね? と考えがちだが実際には違う。直感と反する答えが出てくる問題をパラドックスとか言ったりする。日本語では逆説かな。パラドックスは演繹の話になるので、この辺を理解したいなら演繹法とか調べるといいかも。
んで、こっからがおもしろい話で
2人子どもがいて、片方が火曜日生まれの男の子で、もう片方が男の子の確率は?
答は13/27なんだけど、「なんでだよ!さっき1/3だったろ!なんで曜日が分かると確率変わるんだよ!」と言いたくなるがこれが数学。
この問題見た時に、観測者が観測した瞬間に事象が決定する話を思い出した。話というか量子力学なんだけども。2重スリッド実験とか面白いんでぜひ調べてみて。スピン量子測定とかシュレーディンガーの猫みたいな思考実験もなかなか面白い。
なにが言いたいかというと、「僕は自分が見たことしか信じない」の著者の内田篤人は量子力学者でありそれを買った僕の姉は量子力学者予備軍ということだ。そして「日本男児」の著者の長友佑都は、たぶん、日本男児だ。
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