見城徹のトーク
トーク情報- 見城徹
見城徹 朝から悩んでいる。何かに悩んでいるとかでは無しに、歳を重ねること自体に悩んでいると言った方がいいかも知れない。若い時は問題にならなかったことが、この歳になると問題になる。65歳を過ぎたあたりから歳を取ることの苦しさが身に沁みて来た。石原慎太郎さんは73歳の時はどうだったんだろう?と思い出してみる。自分と奥様の死後に出版して欲しいと託された石原慎太郎さんの自伝[「私」という男の生涯]をパラパラとめくる。読む度に新鮮な発見があるが、当然ながら答えは出ない。加齢。老化。厳粛な事実。ボクシングのトレーニングを始めてもそれには逆らえない。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」
[方丈記]の冒頭が胸に刺さる。