藪医者外来へようこそ。
トーク情報藪 医師(中山祐次郎) 望月輝子望月輝子 755で泣くな研修医シリーズを初めて知った恥ずかしい自分は、読みたい欲望で恥ずかしさを消しました。
ただ、どこから読むのがいいのか迷いましたが、有難くも吉田さんにアドバイスをいただき、結果的に1と5を購入しました。
昨晩落ちるように寝て浅い眠りで起きたのが2時45分。
直感的に、手に取ったのは1の方でした。
取り憑かれたように惹き込まれて、読了までの3時間に何度涙ぐみ嗚咽したことでしょう。どこからでも読み始められるのでしょうが、朝から雨が降る雨の季節、主人公の雨野隆治が登場するプロローグから読み進められて私的にはしっくり、大きな意味をもたらしました。
急性心筋梗塞で倒れた母を救えなかった自分の体験を思い出したり、あれだけ介護させてもらった父を最期看取ることが出来ず、どのような思いで一人病院で逝ってしまったのだろうと改めて考えさせられたり、献身的に最期まで尽くした兄家族と看取られた兄のことすべて、泣くな研修医の本を通じて、昨日のことのように生々しく感じました。
無力から生まれるガムシャラな有力、そして人の命と向き合うことが日常的になっている医療現場最前線の人たちの日常を感じることは、自分の命の使い方を考えることに繋がります。
購入した5は、そのまま据え置き、2に続こうと思います。あと3冊もあるなんて♡楽しみが増えました。藪 医師(中山祐次郎) オジトモオジトモ 我らが中山先生著「悩め医学生」
医師というと命を扱う最も重要で必要不可欠な職業の一つだと思いますが、その医師になる為には当然ですが医学部に入らないといけません。
全国の秀才達が医師になるべく医学部を目指しますが、地方でも国立となると東大に合格出来るくらいの学力が無いと厳しい狭き門。
そんな難関を乗り越えた主人公の雨野隆治が晴れて合格した医学部6年間で医師を目指す喜びや苦悩、責任の重さや葛藤が細かく描かれ、特に解剖実習や双子の出産シーンの描写はまるで目の前で起きてる様なリアリティさがあり、ページを捲る手も早まりました。
医師は選ばれしエリート。当然人々が味わうことのない苦しみもまた引き受けることになる。これを高貴な物の義務(ノブレス・オブリージュ)と言う言葉が印象的でした。
次回作も期待しています♪- 藪 医師(中山祐次郎)
藪 医師(中山祐次郎) オジトモさん、お読みいただきありがとうございます!エリート、というと驕っていると思われがちですが、その分厳しい学生生活を過ごし、重責を担っているということを描きたかったのです。本当にありがとうございます。