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藪 医師(中山祐次郎)

年の瀬の病院には、多くの人が駆け込む。もっと前からわかっていたはずなのだ、その体調不良は。けれど、仕事を休めず、介護を休めず、自分を後回しにした結果、晦日に病院の門を叩く。医者は「もっと早く来てくれれば」と言う。でも、そんなことは本人が一番わかっている。生きるために、誰かを生かすために、健康を後回しにせざるを得なかったのだ。そんな人のために、僕は今年もメスを持つ。

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