ケントのトーク(他者への想像力を駆使した言葉で考える!)
トーク情報ケント 見城徹見城徹 小学4年の時、女の子とふざけていたら突然、担任の中村先生(男性)にビンタを張られた。頬に手の跡が残っていて、家に帰ったら母親にバレた。何故、そうなったかの説明が大変だった。
5年、6年の担任だった佐々木先生(女性)にも徹底的に嫌われた。通信簿の行動の記録はいつもCのオンパレードだった。一度、佐々木先生が自分の4、5歳の息子を学校に連れて来たことがあった。僕が手を繋ごうとしたら佐々木先生に、
「あんたみたいな不良に触られたくないのよ」
とヒステリックに叫ばれ、突き飛ばされた。
僕の言動が先生方に誤解を招いていたのかも知れないが、最悪の小学4、5、6年だった。学校での居場所がなくていつも悲しかったのを覚えている。
その小学生がもうすぐ73歳になる。ベッドルームから外を眺めながらあの頃と同じような居場所のない悲しみが襲って来る。人は独りだ。自分が圧倒的努力をして作り上げた会社にも居場所がない。
「理解」と「誤解」の間には深くて暗い河がある。ケント 見城徹見城徹 ↑ 読む時は、普通でいいと思います。
問題は書く時です。
どの言葉を使って、どう表現すれば、自分の想いが一番正確に伝わるだろう? それをやろうとすると胸を掻き毟りながら七転八倒します。何度も書き、消し、また書きます。難しい言葉を使う必要はありません。自分の想いを正確に書ければいいんです。それは自分の内面と対話する作業です。自分を認識し、自分を発見する作業です。苦しみます。「まあ、いいや」と適当な言葉でお茶を濁してはいけません。アバウトは禁物です。言葉と表現を絞り出す過程で自分がはっきりと見えて来ます。人生や仕事が上手く行かない人はその思考を放棄したした人です。
自分が見えないから、他者も物事の本質も見えて来ません。それでは何をやっても上手く行きません。
他者を想像する時も、自分が取り組んでいる仕事をしている時も、正確な言葉で対象を捉えましょう。そこから全てが見えて来始めます。
正確な言葉で思考する。
恋も成就します(笑)。