ログイン
詳細
ゆーま

#今 君を思う short story 今日、あの列車を見送った後、僕は葉月の家に呼ばれていた。 「さ、入って入って。」 「あ、おじゃまします。」 「お父さんに見つかりたくないから、早く上に上がって。」 「う、うん。」 「なんか、僕、葉月の親父さんに嫌われてるよね?」 「お父さんね。私らが付き合ってるって勘違いしてるの。それで。」 「そ、そうなんだ。」 「ちょっと、お茶持ってくるからそこに座って待ってて」 「あ、うん。」 葉月の部屋に上がるの久しぶりだな。壁には葉月が好きなアイドルのポスターがびっしり貼ってある。ベッドの上には雑誌や新聞の切り抜きが散らかっていた。 相変わらずだなぁ。 「はい。麦茶しかないんだけど。」 「いいよ。ありがとう。」 「...。」 「...葉月はさ。進路、どうするの?」 「え、、」 「僕は、隣町の大学の農学部行って、親の仕事を継ぐ。」 「えらいね。わたし、なんかさー、、、」 「ん?」 「...いや......親孝行なんか全然できてないなって。」 「継がないの?本屋」 「お父さんは、〝店のこと考えずに自由にしていい〟っち言ってくれてるし、、、」 「そうなんだ。でも、あの大学に行くとしたら、名物先生がいる文学部だよね!葉月もそしたら...」 「あの...さ...」 「ん?」 「わたし、東京行くんだ。」 「え?」 「わたし、東京行くの?」 「と、東京?旅行?」 「ううん。旅行じゃなくて。」 「え、じゃあ、、、」 「上京するの。」 「...」 「言ってなかったけど、アイドルになりたいっちいう夢、諦められなくて。」 「え、、いや、、、2人で、同じ大学に行って、一緒にこの町を元気にしようっち、言ってたじゃん!」 「...ごめん。」 「......全然、気づかなかったなぁ。もう17年も一緒にいるのに。何も気づかなかった。」 「......」 「葉月さぁ。」 「ん?」 「覚えてる?」 「中学校の時、葉月がさ。崖から海にいきなり飛び降りて、溺れかけたやつ。」 「あー!覚えてる覚えてる。でも、あれはさぁ。誰かさんが〝人間も手をパタパタさせたら、鳥みたいに空飛べるよ〟っち言うからじゃん!」 「いや、普通信じないでしょ!中学生だよ!」 「もう!人の純粋な心をもてあそびやがってぇ!」 「口悪いなぁ。そんなんだったらアイドルなれないよ?」 「うるさい!」 「...葉月は、今度こそ。飛び立つんだね。余計なお世話かもしれないけど、葉月がどこにいても、ぼくは応援してるから。前みたいに真っ逆さまに落ちないように気をつけてね。」 「...もう。すごい良いこと言ってると思ったのに。いっつも一言多いんだから。。...でも、ありがとう。わたし、飛ぶよ。鳥みたいに。」 人には人の道がある。 口で言うのは簡単だけど、まさか君とこんなにも違う道を選ぶとは思っていなかった。 寂しいけど、君が笑って帰ってきた時、僕も負けないくらいに笑っていられるよう頑張らなきゃね。 遠くにいても、僕らはずっと一緒。 今までありがとう。 そして、今、君を思う。

前へ次へ
48&46review
トーク情報
  • ゆーま
    ゆーまゆーま

    M00. Over ture

    M01. 勇気のハンマー

    M02. 僕らの風

    M03. Only Today

    M04. ロックだよ、人生は、、、

    MC1

    M05. ミュージックジャンキー
    熊沢世莉奈(KIV)
    ☆中野郁海(8/鳥取/K)
    本田仁美(8/栃木)
    本村碧唯(KIV)
    横山結衣(8/青森)

    M06. Glory days
    ☆外薗葉月(TⅡ)
    村川緋杏(TⅡ)
    山下エミリー(TⅡ)

    M07. 夢を見るなら
    倉野尾成美(8/熊本)
    山田菜々美(8/兵庫/A)


    M08. 夜風の仕業
    森保まどか(KIV)

    M09. 7時12分の初恋
    加藤美波(NⅢ)
    佐藤杏樹(NⅢ)
    高倉萌香(NⅢ)
    樋渡結衣(A)
    ☆松岡はな(TⅡ)

    MC2

    M10.鏡の中のジャンヌダルク

    M11. 12秒

    M12. Seventeen

    M13. 夢へのルート

    MC3

    M14. 一生の間に何人と出逢えるだろう

    本編終了

    (アンコール)

    M15.RIVER

    M16. 金の羽根を持つ人よ

    M17. ひこうき雲

  • ゆーま
    ゆーまゆーま

    #サイレントマジョリティー

    街を歩く人々はみな仮面をつけている。
    みな同じ仮面。

    その下でどんな表情(かお)をしているのか、何を考えているのか、誰もわからない。知ろうとさえしない。

    それでいいのか。「人々」という言葉でまとめられていいのか。

    躊躇うな。そんな仮面を投げ捨ててしまえ。個性を恐れるな。


    他人(ひと)を恐れ、空気を読むことだけ上手くなった人々。

    行動しなければ何も始まらない。
    いつまで自由に安住する気だ。

    さぁ。立ち上がれ。
    誰にも支配されるな。

    自分の生きたいように生きろ。
    サイレントマジョリティー。

  • ゆーま
    ゆーま

    #1 尾関梨香×フクシア【暖かい心】

    どんな未来が待ち受けているのか、不安で不安で仕方がなかったであろう欅坂46結成当初

    自分のことよりも寮生活をする年下メンバーが心配で涙した。
    そんな暖かい心の持ち主。

    だから、あなたの周りにはいつも「わ(輪・笑・和)」ができるのですね。

  • ゆーま
    ゆーま

    #2 小池美波×ヒメジョオン
    【素朴で清楚】

    純白で透き通るような容姿。

    目がくしゃっとなる素朴で愛くるしい笑顔。

    ポンコツで甘えん坊な彼女はバリバリの関西弁ユーザー。

    美しい波と激しい波の織り成すビックウェーブは絶対不可避。被害者続出。

  • ゆーま
    ゆーま

    #3 佐藤詩織×フヨウ【繊細な美】

    Artisticなイメージが強い彼女。その実力は、すでに証明済み。劇画タッチの躍動感溢れる作品は観る者の心を鷲掴みする。
    しかし、彼女の魅力はそれだけではない。1年間で見違えるほどに、その容姿に磨きがかかった。そう。彼女は自分を魅せる「Artist」となりつつもあるのだ。

  • ゆーま
    ゆーま
    高架線のカフェテリア
    AKBカフェテリアです。 素敵なコメントありがとうございます。 今後の欅坂46も色んな楽しみが待っていますので、乞うご期待です(*^^*)🍀

    カフェテリアさん!わざわざコメントありがとうございます✨✨

    「KEYABINGO」と「徳山大五郎を誰が殺したか」が終わってしまい、今は少し寂しいですが、3rdシングルもありますし、本当に楽しみです٩(ˊᗜˋ*)و

  • ゆーま
    ゆーま

    #4 小林由依×ツルバギア
    【落ち着いた魅力】

    小林由依の年齢を、初対面で当てた人はいるだろうか。大人びた容姿で、人と群れない「ひとりぼっち」。彼女の特技の多さは、ひとりで黙々と何かをすることを好んできたことを物語っているのかもしれない。

    でも私だって、年相応でいたいし、メンバーとお出掛けもしたい。

    ちょっと寂しがり屋で、やっぱりseventeenな愛すべき「ひとりぼっち」

  • ゆーま
    ゆーま

    #5 鈴本美愉×アジアンタム
    【天真爛漫】

    欅坂46冠番組が始まった頃から、多彩な表情を魅せてきた。驚いた顔だけでも数え切れないほどのバリエーションがある。その天真爛漫さは彼女の最大の武器かもしれない。
    「栗太郎」という名キャラが結成間もない頃から付き、1stシングルではフロントメンバー5人のうち1人に抜擢。
    しかし、鈴本美愉の快進撃はここまでだった。
    2ndシングルで2列目に後退。フロントのポジションは取って代わられた。そして、畳みかけるように体調不良。ブログも更新できず、空白の時間が続く。


    それでも絶対に弱音は吐かない。
    寂しいときは一際明るく振る舞う。

    その姿勢は多くのファンの心を打った。

    そして今、体調も復活し、彼女は本来の鈴本美愉を取り戻そうとしている。

    少し真面目すぎて、強がりで、不器用な鈴本美愉。不安定な日々はもう終わり。

    殻を破り、新たな挑戦が始まる。

  • ゆーま
    ゆーま

    「世界史から学ぶこと。」

    文章にまとまりがないかもしれないけど、読んでほしいです。

    まず、欅坂46の衣装について。

    僕の意見としては、ナチスの軍服に似ていたことは欅坂46側に非があったし、人権団体の指摘もズレてはいなかったけど、メディアは過剰に反応しすぎた、といったところです。



    ナチスドイツの歴史から学べることの本質は、「もうナチスと同じような考え方をしない」とか「ホロコーストのような残虐な行為をしない」とか「ナチスの衣装を着ない」とかではないです。
    ※「本質は」であって、もちろん上記のも重要な教訓、二度とやってはならないこと、気をつけるべきことだと思います。


    ナチ党、ヒトラーは、選挙で選ばれました。時代は違えど、日本の自民党と同じように「国民に選ばれた」わけです。
    国民の支持を得たヒトラーは独裁者となり、戦争へ走り多くの人を殺しました。

    戦後、「ナチス」や「ヒトラー」といった名前が世界的に有名になった(悪い意味で)のは、ドイツが戦争責任を「ナチス」に押し付けた形にしたのではないかと推測されます。

    この推測には根拠があります。

    ナチス台頭の約150年前フランスで国民投票で皇帝となり侵略を繰り返した人物がいます。ナポレオンです。
    ヨーロッパ全土を荒らしたナポレオン戦争が集結した後のウィーン会議。本来ならば、敗戦国フランスは戦争責任をとって、賠償金なり領土分割なり何らかの損失を負うはずですが、ここでフランスがとった態度は「我々もナポレオンに巻き込まれた被害者なのです。」
    これでフランスは損失を免れました。

    ドイツの場合は、戦争責任を一切免れたわけではありませんが、

    国民投票で選ばれた政権者が暴走し、最終的に、その責任は政権者が負う。
    ナポレオンとナチス、ヒトラーの共通点はここです。

    もちろん、政権者は責任を負うべき立場ですし、そもそも暴走した彼らに非があるのは明確です。が、その政権者を選んだ国民に責任はないんですか?

    そういった無責任さは現在も見られることがよくあります。イギリスEU離脱の件然り。アメリカの大統領選がこのパターンにならなければいいんですけど。

    長々と書きましたが、ナチス・ドイツの悪行から学ぶべきことは「選ぶとき、自らの選択に責任を持つ」「風潮や煽りに扇動されない判断力と意志の強さが大切」ということ。
    大事なのは、選択の時だと思いました。



    もう一つ。


    高須さん、ただ欅坂を擁護してるように見えるかもしれないけど、あの人の立場の本質はそこじゃないと思います。過去のツイートを見てたら、ナチスを擁護するコメントがいくつもありました。

    ナチ党、ヒトラーの根本にある思想は「人種闘争史観」「反ユダヤ主義」です。「人種闘争史観」とは、歴史は人種、民族による世界の支配権をめぐっての闘争によって形作られているという歴史認識です。当時のドイツで言えば、ドイツ民族に優越性を見出し、他を侵略すること、ユダヤ系の人たちを迫害することを正当化する考え方です。
    人種間の遺伝子に優劣はありません。
    この、社会ダーウィニズムと呼ばれる考え方は、世界の平和を鑑みると、その流れに逆行する考え方です。

    欅坂はナチスを意識してあの衣装を着たわけではないので、欅坂の擁護=ナチスの擁護になってはならないはずです。

    欅坂の擁護という点ではよく見えるかもしれないけど、高須さんのツイートをあんまり賞賛するべきではないと思います。


    今回の件に関しては、欅坂46の衣装に問題があって、人権団体の指摘を受け大使館から招待がありました。衣装がナチスに似てないから大丈夫とかじゃなくて、似てると見えた人もいたというところに問題があったのだと思います。

    これは、単なるアイドルの活動内で収まる話題じゃありません。過去の凄惨な歴史、それこそ人権に関わる問題です。

    自分たちの好きなアイドルが難癖をつけられた。そんな捉え方をして、短絡的に文句を言うことには賛成できません。


    長長と書きました。
    読んでくださりありがとうございました。

    あくまで個人的な意見なので、合わないこともあるかもしれません。
    議論して考えが深まることは好きなので、冷静な意見ならば、ぜひ聞かせてほしいです。