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ジョージ

こんなにも見城さんは尾崎豊を正確に理解しているのに、馬鹿な意見をごくたまに目にする。 見城さんと須藤さんに対して「尾崎が死んでホッとした人達」と書く人。 全く理解力が無い可哀想な人とも思う。 僕は尾崎が好きだけど、あくまでファン目線。 もし、実体の尾崎豊と付き合える事があったとしても、とてもじゃないけれど無理だと思う。 尾崎繁美さんの本に「朝出かける前に大学ノートを渡され、夜帰って来るまで「愛してる」と書き続けて欲しい」と渡される。 彼は隅々までチェックすると。 これは尾崎を語る上でかわいい部類のエピソードだと思うけど、小さなエピソードですら、病み過ぎている。 瞬間瞬間に変化してしまう、傷付きながらも周囲を傷付ける病いを抱えた尾崎をどうして良いかわからない。 そうゆう尾崎を助け、尚且つ本を書かせるというビジネスを成立させる見城さんは優しさと強さを兼ね備えいたに違いないし、尾崎の求める無理難題が見城さんを更に強くされたのだろう。 メディアを通して尾崎豊を語るのは非常に難しいと思う。 自分の気持ちだけではなく、尾崎の周囲やファンに対しての目線をどうしても気にしなくてはならない。 見城さんは尾崎の死んで間も無い頃、尾崎のイメージも守りつつ、しかし尾崎の実体を優しくマイルドに伝えてくれた方だった。 尾崎を語ってくれた方々は他にもいた。 須藤さんはどうしても専門的な分野になるし、当時は今ほど砕けていなかった。 田島さんは独特な世界観が強すぎて、理解するのに時間が必要だった。 見城さんが話してくださった尾崎が実体の尾崎として直ぐに理解出来た。 見城さんは聞き手に優しいから。 ビジネス上の付き合いだったとしても、見城さんが尾崎にどれだけ尽くしたかを想像するだけで苦しい。 見城さんは時間をかけて尾崎を語ってくれた。 尾崎のファンに対して、物凄く気を使ってくれていたし、多面を幾つも持たなければ生きて行かれない社会構造の中、ギリギリの尾崎を語ってくれました。 見城さんに一度聞いてしまった事がある。 「見城さんが尾崎の内面を語る上で、時間をかけて、本当の尾崎をゆっくり正直に語って下さっているように感じます。それは見城さんご自身が心がけてそうされたのですか?」 シンプルな一言に見城さんのお気持ちは凝縮されていた。 「当然です」 それ以上は聞けないし、聞く必要もないと思った。 「やはり、そうなんですか…」そんな風に自分は答えた気がする。 見城さんと見城さんの世代の男性だけが持つ、この話し方が好きだ。 心を正確に伝える瞬間、どれだけ歳下の年代にも敬語を使われるこの話し方。 見城さんと話していると夢見心地で実感する。

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ジョージのトーク
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  • ジョージ
    ジョージ

    お客様であり、飲み友達でもある「おにいちゃん」が昨日自宅で死んでいたのが発見された。
    60歳を迎えられなかった。

    おにいちゃんというのはあくまであだ名だけれど、おにいちゃんはいつでもなんでも契約してくれたし、仕事中、疲れ切っているとおにいちゃん宅でサボらせて貰った。
    いつも自分の味方でいてくれた。

    出会った日は碑文谷公園のお祭りだった。
    その頃おにいちゃんはひどいアル中。
    ガリガリサリーよりもガリガリ。
    おにいちゃんにメシを食わせるのが日課になった。
    なぜかほっとけなかった。

    自宅に伺う前は宮川の鰻かドミノピザをデリバリーして、強引に食わせる。
    たまに大麻も欲しがった。

    最後はアルコールも断ち、毎日退屈そうだったけど、なぜかKinKi Kidsが好きで録画を見させられた。
    脳梗塞を2回やって左半身がほぼ動かなかったけど、踊るからリアクションに困った。

    おにいちゃんは碑文谷の大豪邸を弟に追い出され、弟は子持ちのフィリピン人と結婚した。
    「代々続いたウチの土地が土人に盗られてしまう」
    会う度に愚痴っていたが、おにいちゃんは種がなかったし、女に気持ち悪がられてばかりだったから仕方ない。
    養子になってくれと頼まれたりしたが、それは断った。


    ポルノばっかり見ている変態おじさんだったけど、生まれた目黒を誇りにしていた姿は好きだった。
    静岡の事も好きだと言ってくれていた。

    おにいちゃんの事は語り尽くせないけど、お世話になりっぱなしだった。

    自分にとっては大きな人だった。

  • ジョージ
    ジョージ
    投稿画像

    大衆スーパーで肉を買い込んで友人の様な知人達と料理会を楽しんだ。

    小さな集団でも誰が誰を好きか、誰が誰を嫌いかが一瞬でわかる。

    こういう時、嫌われる男は会話の全てに参加しようとするヤツだ。

    「俺が今〇〇さんと喋ってるから。全部の会話に参加しようとしないで。恥ずかしいよ?」とついつい言ってしまった。

    しかし事実なのだ。

    これからもどんどん言っていこうと思う。

  • ジョージ
    ジョージ

    無事
    通夜、告別式を終え、おにいちゃんを送り出してきました。

    心が疲れた2日間でした。