日曜日の福やさん L字のカウンター席。 僕の席から見城さんに体を向けて話すと、薄暗く青みのかかった空の景色が見城さんの後ろに見える。 （見城さんの後ろは狭い歩道になっている） 秋の空というよりは夏の終わりの空の色というか。 薄暗い青さなんだけど、夏祭りが始まる前の様な色が綺麗で。 見城さんが着ていた白のアウターと空のコントラストも美しい。 開放感のある店内も気持ちいい。 秋風が少し入ってくる。 目の前には三上さんが料理をしてくれて、女将さんがクラウディベイを注いでくれる。 僕らの笑い声に釣られて、歩道を歩く人たちが店内を覗いていく。 （羨ましいだろう　そうだよ、幸せなひとときを楽しんでいる） 見城さんとみんなに遊んで貰っていると強く感じた時、たまらなく嬉しい。 僕の席、特等席だったなあ。 桑田佳祐に言わせたならLove &rollな夜だった。