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千冊回峰行中!
トーク情報
  • 吉田真悟
    吉田真悟

    ↑ 『最後の外科医』
    中山祐次郎著(文春文庫)

    最初にドクターカイ(χ)って大門未知子じゃんと突っ込んでおきます。

    『泣くな研修医』の雨野隆治は薮さんの成長を伴う等身大の化身で、『俺たちは神じゃない』の剣崎啓介は今の薮さんのイメージに近く、この本のドクターカイは現実離れした天才スーパードクターで全く薮さんと違うと思った。大きなお世話だが。

    アウトローな世界観、苦く辛口な話しは確かに面白いと思うのだがブラックジャックやドクターXとかぶるなぁ。

    これもシリーズ化するのかなぁ。忙しいはずなのにいつ書いてんだろうか。不思議だ。

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    ちょっと寄り道
    『想いをつなぐメス』(俺たちは神じゃない3)中山祐次郎著
    泣くな研修医シリーズから佐藤玲医師が電話で登場していました。玲ちゃんは剣崎啓介の事を知っていたようですぜ

  • 吉田真悟
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    『奇跡のバックホームから栄光のバックホームへ』
    秋山純著

    2026/01/15 読了
    必然としての奇跡が連鎖して起こる。
    それを読んで幾たびか鳥肌が立った。
    こんなことある?横田慎太郎さんだからなぁ。
    あってもおかしくはない。

    755やNOTEを通して、ある程度知っていた内容ではあるが、
    通して読むと、製作総指揮の見城先生、秋山さん、中井さん、松谷さんら俳優陣、製作プロジェクトチーム全体の尋常ならざる熱狂が伝わってきて、映画とは別の物語として面白くて一気に読み終えてしまった。

    天気を読んで撮影プランを複数用意して、場所も複数個所あり、この難解なパズルを瞬時に解ける頭が私も欲しいと思った。

    この本に書かれた後の試写会や東京国際映画祭や報知映画賞、公開初日から50日経つ今までの苦闘や想いやら何やらで、あと2~3冊は書けるのではないかと思ってしまう。

    まだ死闘は継続中である。
    このあとも、全国で心地良い旋風を巻き起こし続けて欲しい。

    私はいまだに映画を冷静に観ることができないでいる。
    一人の善良な観客として、冷静に、笑いながら横田慎太郎さんの人生とそれを演じた松谷鷹也さんの人生がエンドロールで見事に交錯したところを何回も観たいと思う。

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    『棺桶まで歩こう』
    萬田緑平著(幻冬舎新書)

    2026/01/18読了
    4歳から102歳の2000人もの患者を看取った萬田医師の行っている終末期医療活動(訪問医療、緩和ケア)を知り、確かに病院の都合で理不尽で不愉快な扱いを受けるよりは自宅で自由に生活し、家族に感謝されながら看取られたいと思いました。本には4歳の子供や一人で孤高死された方のケースが出て来ますが、皆一様に満足して亡くなられていて、長さじゃないよなと思いました。

    漠然と自分の最後は病院で迎えられたらそれで良いと思っていましたが、どこまで治療を受けて、過剰で苦痛を伴うものは断るべく確かな意思を家族と共有しておくことが肝要であるとこの本で勉強いたしました。
    心臓マッサージに点滴に抗がん剤治療など、いらないな。

    この本は単なる歩き方やスキル習得ではなくて、死に方(生き方)を明るく深く考えさせる良書でした。読み終わったあとに心の安らぎを覚えました。てんあつやすいぞうにも読んで欲しいね。

    とにかく、歩けるうちは歩こう。三日坊主のロングブレスも見直して。
    あとは暴飲暴食、特に酒の摂生か?
    でも死に水はアードベックでとお願いしておこう。

  • 吉田真悟
    吉田真悟

    萬田緑平医師の人間的魅力も有るが、死に方(生き方)についてこんな考え方もあったのかと目から鱗が落ちました。

    身内の介護や看取りについて悩んでいる人や一人で先行き不安な人は是非読んでみて。

  • 吉田真悟
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    『偽善者』
    箕輪厚介+幻冬舎編集部編

    2026/01/21読了
    こういう本のまとめ形をなんと言うのだろうか?
    永井紗耶子著『木挽町の仇討ち』、松井今朝子著『吉原手引き草』、中川右介著『昭和45年11月25日-三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』と同じく、対象の人物や事件を関係者のインタビューで埋めていくと中央に求める像が結ばれる。
    そのドットの一つ一つにフォーカスすると別な深い物語があり、共鳴しあい重厚な色彩を放つ。
    50人の証言で前澤氏の50歳を祝うために企まれた本。
    見事な編集ではないか。

    特に各章の冒頭の文。
    箕輪さんが書いたのだろうか?とても格好良く刺さった。
    この文章がいわば絵の骨格でありフレームだ。
    その中に自由奔放な色の絵具で前澤友作という実像が生き生きと浮かびあがってくる。

    前澤氏を認識したのは2017年9月放送の『徹の部屋』#20でシーラホールディングの杉本さん、グリーの田中さん、ドリコムの内藤さんと出演予定だったが、当時お付き合いしていた女優との報道が過熱して出演をドタキャンしたと記憶している。パネルでの出演とバスキアの絵を123億円というとてつもない金額で買ったり、モナコでレオナルド・ディカプリオのクルーザーに合流して楽しんだり、プライベートジェットでブルゴーニュの有名ワイン畑を旅したりと驚愕のエピソードのオンパレードだった。

    あれから8年の間に宇宙飛行士の訓練を受けてISSで地球の周りを回ったり、女優と浮名を流したり、経済実験でお金を配ったり、国民総株主を目指したりと何かと騒がしい。先月だったか明石家さんまさんがその番組内で前澤さんの12年経っても完成を見ないため「千葉のサグラダファミリア」と呼ばれている邸宅に突撃していたが、こだわりの家の隅々を拝見した後でこの本を読み、その悪魔的な解像度レベルが理解できてとても良かった。

    文章を寄せた50人の顔ぶれは、両親、弟、秘書、元部下、パートナー、アート担当、運転手、資産管理担当や恋愛相談担当まで、どの話も面白くて愛があるのだが必ず苦言が伴う。
    ダメ元で直して欲しのだろうが本人は全く変える気配がない。困った人たらしなのだ。よくわかる。

    前澤さんに一生会うことはないだろうが、お会いしたなら聞いてみたい事は一つだけ。
    見城先生のことをどう思っているかだ。
    2017年にAbemaTVに出演したところから遡ってお聞きしてみたいな

  • 吉田真悟
    吉田真悟吉田真悟
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    No.540
    『白鳥とコウモリ』
     東野圭吾著
     (2021/04/05 幻冬舎)
    ※小説幻冬に掲載された以下の作品に加筆し長編としたもの。
    「迷宮への誘い」(2017年2月号)
    「いばらの道」(2018年10月号)
    「蚊帳の中へ」(2019年7月号)
    「歪んだ交差」(2020年3月号)
    「不穏な共鳴」(2020年11月号)
    「光と影」(2020年12月号)
    「迷宮の果てに」(2021年2月号)
    ※ブックデザインは鈴木成一デザイン室

    2021/06/20(6/19読了)
    1987年と2017年に起きた二つの殺人事件とそれを結ぶ冤罪。5世代、30人にも及ぶ関係者の複雑に絡んだ罪と罰の物語は最後の答え合わせを読んで、意外な真犯人と納得出来ない動機に切なくなってしまった。

    白鳥とコウモリ、白と黒、善と悪、被害者の娘と加害者の息子、同情と怨嗟。世の中は二元論で語れるほど単純ではないし、すぐにその立場は逆転してしまう。しかしグレーでは居たくないと思った。

    誰に感情移入したかと言うと、
    殺されて当たり前のクズの灰谷か?
    多分彼にも同情されるべき物語が有るはずだ。
    命懸けで世間から大切な人を守ろうとする正義漢達か?
    共同体のルールから外れた真っ当な人達の闇にも共感できる。
    運命に翻弄され禁断の恋に落ちる二人か?
    希望か絶望かその後の物語が聞きたいものである。
    真犯人か?
    なぜこういう人間が生まれたのか?社会とか司法は無力に思えてならない。
    東野圭吾の放った毒は他に、
    「世の女は全員、名女優」
    「誰だって先祖を辿れば人殺しの一人や二人は居るだろう」など。
    しかしなぜもんなかなのか聞いてみたい。「門前仲町」と何回出てきただろう。神社に仏閣に古くからの街並みに落ち着いた風情。よく行くもんなかの居酒屋でこの本をまた読んでみたい。
    毒の連鎖は毒で制するに限るよな。

    【登場人物】
    五代努:捜査一課の刑事、38歳
    中町:所轄巡査、28歳
    筒井:主任
    桜川:係長
    白石健介:国選弁護士、55歳
    山田裕太:白石に障害事件を弁護してもらった
    綾子:白石の妻
    美令:白石の娘 
    長井節子:白石のアシスタント
    倉木達郎:66歳。
    和真(かずま):倉木の息子、広告代理店勤務
    山上:和真の上司
    雨宮雅也:和真の会社の同僚
    浅羽洋子、織恵:門前仲町の居酒屋『あすなろ』の母娘
    福間淳二:浅羽洋子の夫
    灰谷昭造:殺された被害者
    坂野:灰谷の甥
    南原:フリーライター
    堀部孝弘:弁護士
    佐久間梓:弁護士。白石母娘の被害者参加制度利用をサポートする
    安西弘毅:浅羽織恵の元の旦那
    安西友希:弘毅と織恵の息子
    新美ヒデ: 白石健介の祖母

    【引いた言葉】
    冤罪
    もう‐ろく【耄碌】
    〘名〙 (「碌」は本来、石の多いさまの意で当て字か)
    ① (━する) 老いぼれること。また、その人。老耄。
    ② (「亡六」とも書く) 上方で、武家奉公の下男。渡り中間(ちゅうげん)。折助(おりすけ)。
    ③ 上方で、喧嘩やゆすりなどをする者。

    被害者参加制度(ひがいしゃさんかせいど)は、犯罪被害者や遺族などが刑事訴訟に参加できる制度である。日本では2008年12月1日から導入され、一定の重大な事件の被害者や遺族などは、被害者参加人として公判期日への出席、証人尋問、被告人質問、論告などをおこなうことができる。被害者参加人は、弁護士(被害者参加弁護士)に委託して援助を受けることができ、経済的に余裕がない場合には、国が弁護士報酬などを負担する制度が利用できる。

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    昨日読んだ『月まで三キロ』が頗る良かった。50ページほどの短編で自殺したい客とそれを乗せたタクシー運転手の切ない人生が満月の夜に交差して奇跡を生み出す物語。
    表題の意味が分かる時、クスッと笑えるのだが読み終わるとジーンと胸が熱くなった。
    伊与原新恐るべし!