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ロングコートダディ堂前

10月4日(日) 近くに住んでいる兄の家に行き、7才の甥っ子と遊ぶことに。 甥っ子の同級生も遊びに来ていた。 「甥っ子の同級生」というポジションの生物と接するのは初めてのことで、 最初は距離感を上手く掴めず 敬語で話してしまっていたが 時間が経つにつれ緊張感もほぐれ お互いの歯を触り合える仲になることができた。 甥っ子たちは電車のおもちゃで遊び出した。 線路のパーツを繋げていき、道を作る。 僕は 「お~~!懐かしいなぁ!!!!!」 と言ったが その時の声のボリュームとテンションを間違えてしまい 甥っ子たちは、怒られている感覚に襲われてしまい 一瞬ビクッと体を硬直させた。 僕は思わず 「うそうそ、大丈夫」と言ったが 何がうそだったのだろうか。 甥っ子たちが二人でせっせと道を伸ばしていく。 僕はその間、ブルーハーツのTRAIN-TRAINをエンドレスで歌わされ続けた。 見えない自由が欲しくての後は、二人とも「アーアー」と言ってくれた。 やっと線路を使いきった、と思ったら 押し入れから束で縛られている線路が大量に出てきて、 驚きを隠せなかった。 線路は子供部屋を飛び出して、廊下まで来た。 すると甥っ子と甥っ友がもめ出した どうやら甥っ子は線路をリビングへ、 甥っ友は線路を和室へ向かわせたいようだ。 激しく言い合う二人。 僕は両ひざを抱え込みながら 「やめて、もうやめて」 と言うことしかできなかった。 すると、甥っ子が線路の分岐のパーツを見つけ 「うわっ!すげー!これつかおや!」 と言い出した。 甥っ友も 「なにこれすげー!つかおつかお!」 と言い 二人は別々の道を楽しそうに作っていった。 線路のパーツはまだまだいっぱいあるから、 どちらの道も素敵な道になると良いなあと思った。

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