2月6日(木) ２日前のこと。 ローラースケートを買った僕は ローラースケートで楽しませてもらっていた。 近場の公園で遊んでいたが、 おばあちゃんを抜かす時に耳元で 「お先です」と言ったり おじいちゃんを抜かす時に耳元で 「これが若さだ」と言ったりするしかなかったので もう少し刺激が欲しくなった僕は、 山の頂上に行くことに。 山の頂上から勢い良く滑るだなんて、 想像しただけで 「ブハハ！」と吹き出してしまった。 山の頂上に到着。 一度、景色を楽しむ。 夜景がキレイだ。 持ってきたお湯を沸かすセットでお湯を沸かす。 そして、お湯を、 カップラーメンに注ぐ。 これだよこれ。 寒波が来ているようだがそれもまた心地よし。 刺すような冷たさの中、 輝く夜景を見ながら食べるカップラーメンは もはやお寿司であった。 そしていよいよメインイベント。 ローラースケート帰宅だ。 願わくば、勢いを維持し続け そのまま玄関に突撃したい。 ローラースケートを念入りにチェック。 不備なし。 いざ行かん。 Go！ ゴロロロロロロと徐々に加速する。 風が冷たいが、 僕がもう風なので関係ないのだ。 最高速に達するローラースケート。 なんて心地良いんだろう。 このままこの時間がずっと続けばいいとは思わなかったが、 仕事とかもあるので、 とても気持ちよかった。 しかしふと思ってしまった。 「お湯を沸かすセットのやつカバンに入れたっけ」 あれ…？僕入れたっけ… 入れた記憶もあるけど、 うわ、どうやろ。 あれはお兄ちゃんから借りたやつやから 返さなあかんし 土曜に使うって言ってたし もしカバンに入れてなかったら また取りにいかなあかん どうしよう。 うわ、はややっ 距離離れるのはやっ 取りにいくんならもう止まっといた方がいいのに こわっ！なにこれ！ もしかしたら戻らなあかん所から どんどん離れるのこわっ！ た、助けて～～～！ いや、待てよ カバンからなんかカラカラって音する これはお湯を沸かすセットの音やろ うん、オッケー大丈夫 持って帰ってきてる。 うん。うん。 こんな調子で 後半は気持ちよさとかより、自分に言い聞かしている時間の方が多かった。 そして無事玄関に到着。 カバンの中身をチェック。 お湯を沸かすセットは、無い。 カラカラ鳴っていたのは ヒューマン中村さんから滋賀のお土産で貰った 「カラカラ棒」だった。 そしてすぐ頂上に取りに帰った。 っっもう！