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ロングコートダディ堂前

8月22日(水) マンションの下のところで無我夢中で穴を掘っていると、なにやら化石のようなものが出てきた。化石からは大地の鼓動を感じることができた。嘘だ。大地の鼓動は分からない。いったい何の化石か気になったので、知り合いの恐竜博士のところへ。何も持たずにいくのも失礼だったのでスイカを持っていった。博士のところに着き、化石を調べて欲しいと頼むと「俺は忙しいんだ。帰れ」とあしらわれたが、スイカを見せると「ちっ…お前ってやつは!少しだけだぞ!先に食べよう!」と言ってくれた。博士は化石を発掘するかのようにスイカを掘りながら食べる。白衣が真っ赤のびしょびしょになっていて気持ち悪かった。スイカを食べ終わり、僕の化石を顕微鏡で調べだしてくれた。しばらく化石を見た博士が「お前…この化石どこで見つけた…」とシリアスな雰囲気を出してきたので「マンションの…下のところ…」とシリアスに返すと「これは…おそらく新種…新種の恐竜の化石…」とのこと。僕は驚き「ええっ!?」と言うと博士は「詳しく調べてみないと分からないが、おそらくスイカ。間違えた、新種。おそらく新種…その場合、発見者であるお前がこの恐竜に名前を付けることができる。何という名前?」と言った。いきなり大喜利をふられたと勘違いした僕は「ちょ、ちょっと待ってくださいよ…えーっと…び…ビッグイグアナ?」と答えると博士は「だめだ」と言った。博士は「ちょっと詳しく調べてみる。結果は後日報告するから。結果言う時またスイカ持ってきてくれると助かる」と言った後ウトウトしだした。赤ちゃんかと思った。楽しみだなあ。

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