↑遅ればせながらMr.サンデーを拝見致しました。私にとっては、年老いると表現し難く魅力の剥がれる方々が多い中、本当に数少ないどうにも格好良い親爺でその原因が分からず仕舞いだったのですが、今回、見城さんの述懐によりその事由を少なからず私なりに理解する事が出来ました。 これだけでは当然、全く無いのでしょうが、見栄が一つもない、全てにイーブン、常にみんなと同等、率直に怒り、素直に笑う、素直に好きになれば仲良くなるという事、それが一つだったのかなと思い、少しでも格好良い年寄りになるための模範になり得るのかと。 また自分は現実をリペアしたいとのお話。そこには三島由紀夫と共通の意識があったのではと推察致し、東京都知事選の演説の中でもそれを感じました。現実とのクラッシュの中で、文筆家であるが故に明確に向き合わされる虚実に対して動かざるを得ない自分。 最後にいつも見城さんの包容力ある声を素敵だと感じているのですが、今回は涙溢れんばかりの眼差しと相俟って一層の深さを感じてしまいました。見城さんが述壊される石原慎太郎さんは、私が見城さんに抱くイメージと重なって仕方ありません。見城さんが石原慎太郎さんに抱かれていた思いとは勿論遠く及びもつきませんが、どうか見城さんが私にとっての憧れの石原慎太郎で有り続けてください。